2019.07.27
「見た目がかっこいい」「迫力がある」との理由で、鬼の入れ墨を体に入れた方もいるのでは?
ですが、鬼の本当の正体を知らずに、体にまとっているのは危険なことも。
ぜひ、鬼の正体を確認しておいてください。
■鬼の正体とはなに?
鬼とは架空の生き物です。
人のような姿に牛のような角と肉食獣のようにするどい爪、大きな口からは牙があらわれる、恐怖を象徴したかのような姿をしています。
古来にて中国から伝わってきた「鬼」という言葉が、現代人の想像する鬼になりました。
もともと鬼の正体は怨霊であり、とてつもない力を持った、災いを成すものだったのです。
仏教とともに伝来してきたため、地獄にいる鬼の姿を描いたものが、一般的な鬼の姿として流通したのでしょう。
地獄に落ちた人々を苦しめる鬼は恐ろしいもの。
日本の昔話でも、悪者として描かれることが多くあります。
■鬼が本当に恐ろしい理由とは
節分にて、「鬼は外」と鬼を追い払う行事をおこないますよね。
これは人の欲望や怒り、憎しみや猜疑心などを鬼に見立て、追い払おうとしているのです。
鬼は恐ろしい生き物としてではなく、人の心に潜む悪いものと捉える考え方もあります。
また、人の心が憎悪に満ちてしまうと、鬼になってしまうことも。
「般若のお面」とは、女性の嫉妬心が膨らみすぎて鬼になってしまった顔を表現していると言われています。
鬼が本当に恐ろしいのは、その獣のような姿ではなく、悪に染まった人の心をさしているのかもしれません。
■パワーダウンの原因は鬼の入れ墨のせいかも?
鬼は本来追い払うべきものであり、その姿を体に刻みつけることはお勧めできません。
怨霊や欲望、嫉妬心の化身をまとい、不運を招く方もいるでしょう。
本当の意味を知らずに、入れ墨に用いるのは危険なもの。鬼の入れ墨を彫ってから良いことがない。
逆に心が落ち着かなくなったという方もいるのでは?
鬼の持つパワーに生気を吸い取られ、パワーダウンしているのかもしれません。
鬼の力を借りるには、そのパワーに耐えられるほどの精神力がなければ難しいことも。
無理だと思った方は、鬼退治や豆まきのよう、入れ墨そのものを除去してしまいましょう。
鬼が悪者ではなく、神のように崇められることもありますが、それも鬼の神力が強すぎるため。
人の体に刻み、そのパワーを味方につけるのはとても難しいでしょう。
体調に不安のある方、心が安定しない方は、美容外科にて除去の方法をチェックしてみてください。
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