2020.08.07
中森明菜さんが歌う『TATTOO』という楽曲、他歌手がカバーしていることもあるため、若い方でも知っている方は多いかもしれません。
歌詞や歌の世界観にはどんなイメージがありますか?
改めて知ると違った曲に聞こえてくるかもしれないため、ぜひチェックしてみてください。
■中森明菜が歌う『TATTOO』とは
『TATTOO』とは1988年にリリースされた、中森明菜さんの楽曲です。
当時ボディコンと呼ばれた中森明菜さんにしてはめずらしいミニスカートの衣装を着用していたため、記憶に残っているという方もいるでしょう。
音楽番組では2週連続の1位を獲得し、オリコンチャートでも同様に1位を記録。
後のベストアルバムにも収録されているため、中森明菜さんの代表曲ともいえます。
『TATTOO』は倖田來未 さんや清春さんなど、他アーティストにもカバーされています。
■中森明菜が歌っているのはSF映画の世界
『TATTOO』の歌詞はSF映画『ブレードランナー』の世界観をイメージしているといわれています。
ブレードランナーとはSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作とした、ハリソン・フォード主演の映画。
人間に反旗を翻す人造人間と、射殺する専任捜査官・ブレードランナーとの物語を描いています。
中森明菜さんの『TATTOO』には愛を歌う歌詞が出てくるため、ハリソン・フォード演じるブレードランナーと、ヒロインである人造人間とのラブストーリーをベースにしているのでしょう。
■『TATTOO』は刺青ではない?
歌詞の中には「バラのTattoo」という言葉が出てきますが、これは刺青のことではないでしょう。
「刺青を彫れ」という意味ではなく、「人間のような熱い情熱や愛を身体に刻め」という意味をTattooに例えていることが推測されます。
セクシーで強い女が軽薄な男に強烈なメッセージを叩きつけるというコンセプトに沿うよう、あえて『TATTOO』という分かりやすいメッセージにしたのかもしれません。
当時のTattooはファッションではなく、ただ怖いもの。
タイトルと歌詞に使用することで、他にはないインパクトのある楽曲が生まれたといえるでしょう。
当時めずらしい『TATTOO』という曲は、中森明菜さんという唯一無二の歌手がいたからこそ誕生したもの。
他の歌手ではTattooの悪いイメージに引きずられ、多くの人に好まれなかったかもしれません。
自分のTattooに重ね合わせて不安に思った方は、美容外科にて除去するという方法をぜひ選んでください。
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