2019.08.13
自由に空を流れる、大きな雲を刺青にしたなんて方もいるのでは?
模様のように広く施したデザインは、他モチーフと合わせて世界観を広げることも。
ですが、雲を表現するにはセンスと技術がいるため、刺青で表現するのはとても難しい作業になるはずです。
その理由について、ぜひ知っておいてください。
■雲の刺青が難しい理由
雲を描いたことはありますか?きっと、青い空に白い雲を描く人が多いでしょう。
では、色を使わずに描いたら?黒の鉛筆だけで描くのは、相当のスキルがなければ難しいはずです。
そのため、刺青にする際には龍や鳳凰のモチーフと一緒に描かれるように。
洋風になら、天使や鳥と一緒に彫られる事が多いでしょう。
それでも背景が雲だと気づく人は少ないことも。
彫師のセンスや絵心、彫りのスキルが問われるモチーフです。
■ワンポイントほど雲の刺青は分かりにくい
月や太陽とともに、雲の刺青を施すデザインもあります。
空に共通するモチーフを使うことで、より雲らしさを表現することが可能に。
ですが、ただ丸いものを月や太陽に見立てるのは難しく、これも彫師の腕によって出来栄えはさまざまなものに。
中には、「雲の刺青だと言われればそんな気はするかも?」なんてデザインもありますよね。
自身の刺青はどうですか?
「雲」とオーダーしたけれど、知らない人が見ても雲に見えるのか?
見えないようであれば、彫師のセンスと合致しなかったか、スキル不足だったのかもしれません
■黒い雲の刺青はギャングみたいかも?
「チカーノ」とは、メキシコ系のアメリカ男性のこと。
現在では前向きな意味として捉えられていますが、差別用語として使われてきた歴史もありました。
チカーノタトゥーはギャングが作り上げた文化であり、黒とグレーで描かれたブラックアンドグレイとして表現されます。
重厚感のあるデザインは、ギャングを想像させるもの。
刑務所で生まれたプリズンタトゥーと通じるものもあり、モチーフに雲を使用することもあります。
黒い雲はチカーノタトゥーと誤解されることもあるでしょう。
知らぬ間に相手を威嚇し、怖いと思わせてしまっているかもしれません。
好きな雲を選んだものの、刺青にするにはハードルが高いもの。
ましてデザインによっては、ギャングっぽく仕上がってしまうこともあります。
失敗したな・・・と感じた方は、病院にて除去することを検討してみてください。
広い範囲であっても対応できるため、カウンセリングで除去法を確かめてみましょう。
2020.08.13
2020.08.11