2019.08.24
入れ墨があると公務員になれない。
そんな噂を聞いたことがありませんか?
実は入れ墨があっても公務員になることはできますが、採用されにくいこともあるでしょう。
非常に不利な立場に追いやられる可能性もあります。
公務員を希望する方は、ぜひ知っておきましょう。
■裁判にもなった!公務員の入れ墨アンケートとは?
大阪市長の指示のもと、職員に対する入れ墨調査が行われたことがあります。
調査の是非については訴訟に発展し、世間の注目を集める大きな問題にもなりました。
そもそもの発端は、市民からの意見によるもの。
「公務員に入れ墨が入っているのは問題ではないか?」という声から、アンケート調査に至ったのです。
アンケートへの回答を拒否した職員が処分を受け、裁判で争うことに。
公務員に入れ墨があることについて、さまざまな意見が寄せられました。
■入れ墨があると公務員にはなれない?
アンケート調査でも判明したように、入れ墨を入れている公務員はいます。
入れ墨があるから公務員になれないということはなく、入れ墨を理由に解雇することも難しいでしょう。
入れ墨の有無を確認してから採用を判断することは少ないため、アンケート調査に驚かれたのかもしれません。
ただし、入れ墨を理由とせず、他の理由で不採用とすることも。
「入れ墨があるから」とは言えなくても、他の理由を作って採用されないことはあるでしょう。
■公務員が入れ墨をしていても喜べない事情とは
入れ墨が許されたとしても、やはり一般市民からの苦情や批判を無視することはできません。
入れ墨に不快感を示す人は多く、市へ意見する人もます。
配置転換や業務の変更を余儀なくされ、自分が望む仕事に就けないこともあるでしょう。
ちなみにアンケート調査に関する裁判では、最高裁にて大阪市の戒告処分の適法性を認める方向に。市が勝訴する結果になりました。
職員のブラバシー侵害よりも市民に配慮し、入れ墨の有無を調査することは正当であると判断されたもの。
この結果からも、入れ墨があると不利な立場に追いやられることは十分にあると考えられます。
入れ墨があってもバレなければ公務員になれることもありますが、後に分かれば非常に不利な立場に追いやられるでしょう。
見えにくい入れ墨であっても、市民や同僚の目に触れることもあるかもしれません。
公務員を目指す方、公務員の方ならば、早期に除去しておくと安心です。
病院にて早めに相談してみましょう。
2020.08.13
2020.08.11