2019.09.01
「日本は刺青がある人について、差別的な考え方がある。
海外では当たり前なのに・・・」と思っていませんか?
ですが、海外では事情が異なります。
日本で一般的に理解されないのには、きちんとした理由があるようす。
詳しくみてみましょう。
■刺青を差別するのは日本だけ?
「日本は考え方が閉鎖的」「刺青はもはやファッション」そんな声が聞こえてきますが、果たしてそうなのでしょうか?
実は海外でも差別されるケースは多々あります。
たとえば韓国や中国では、刺青があると軍隊に入ること、一般企業に入社することが難しくなります。
銭湯への入浴も制限され、日本と変わらない風潮に。
中国では日本同様、犯罪者の証として刺青を用いていた歴史があります。
他の国でも年齢や職業、環境の違いによって、刺青に対する差別や偏見を持つ人はめずらしくありません。
■刺青が差別されない海外の事情
西洋では刺青に対して自由なイメージがありますよね。
ですが、タトゥー人口が多いアメリカでも就職に制限が増えつつあり、日本より寛容なものの、自由に楽しめているわけではありません。
イギリスやロシア、イタリア、オーストラリなどでは刺青を差別することはありませんが、これは文化の違いでしょう。
これらの国では彫師やタトゥースタジオの正式な登録や定期的なチェック、ガイドラインやライセンスを設けているため、衛生面にて保証されているという背景があります。
日本のように衛生面や技術については自己申告というわけではないため、信頼度が異なります。
日本人は衛生面で気を使う人種のため、刺青に良い印象を抱けないのでしょう。
■海外からも日本の刺青差別は理解されている
日本の刺青が差別されている背景について、罪人に入れていた歴史や暴力団のイメージから、差別してしまう日本人の気持ちが分かるという外国人もいます。
国と文化が違えば、価値観が異なることも。
海外の人でもその背景を詳しく知れば、なぜ刺青が嫌われてしまうのか納得してしまいます。
まして、衛生面について法的機関からのチェックが入る国の方にしてみれば、曖昧なまま施術する日本の刺青は不可解なもの。
日本人同士で差別があるのも、理解できてしまうでしょう。
日本で差別されずに、刺青をオープンに楽しむのは難しいもの。
人の目が気になるという方は、思い切って除去してしまうのもいいでしょう。
美容外科にて、刺青は安全に除去できるということを知っておきましょう。
2020.08.13
2020.08.11