2019.09.14
入れ墨をなぜ入れたのか。その理由を覚えていますか?
特に理由はないという方、自分の深層心理に気づいていないのかもしれません。
また、意味のある入れ墨を入れたという方、その心理から入れ墨を選んだことは正しかったのかを、改めて考えてみましょう。
■入れ墨に隠された「自己顕示欲」という心理
入れ墨を入れる人の心理には、自己顕示欲の強さがあるといわれています。
入れ墨を入れている人は少ないもの。
それだけに、人とは違う特別感を味わえるのでしょう。
強い自己表現を叶えることで自信がつきます。
ワンポイントやファッションタトゥーを楽しんでいる人でも、自分だけのオシャレを楽しむという点で、人とは違うということに満足しているはず。
形は小さくても、「何か」で自分をアピールしたいのでしょう。
■想いが深い入れ墨の危険性
入れ墨を精神的な支えとしている方もいます。
恋人の名前や忘れられない人の証、自分を強くしてくれる思いを彫る方もいるでしょう。
弱い心理を隠すため、入れ墨を利用する人もいます。
ですが、入れ墨にしたことで満足してしまい、強くなるための行動からただ逃げているだけなのかもしれません。
恋人や家族の名前であれば、心理的に依存している可能性もあり、名前を彫ることで依存性を深めてしまう危険性も。
入れ墨という手段を選んだことで、自分をより苦しめていることもあります。
■入れ墨のない人に心理は伝わらない
自分の個性をアピールしたい自己顕示欲型の人、精神的な支えとする人。
それらは入れ墨のない人には伝わらない心理です。
軽い気持ちであっても、想い思いを抱いていても、入れ墨を良く思わない風潮は変わりません。
入れ墨がすべてを解決してくれることはなく、他にもいろんな方法があることに気付かされます。
そのため、入れ墨を入れたことを後悔する人は多いもの。
入れ墨を批判されることで、自分の個性や想いまでも否定されたように感じて、余計に苦しんでしまう方もいます。
心理に隠されたコンプレックスを解消しようとして、入れ墨という手段を選んだ方、入れ墨にしたばかりに辛い気持ちを味わったこともあるでしょう。
入れ墨は除去し、一度まっさらな自分に戻ってみるのも大切なこと。
病院で安全に除去し、隠したり批判されたりしなかった頃の自分に戻ってみてください。
新たな心理に気付かされ、入れ墨があった頃よりも楽になれるかもしれませんよ。
2020.08.13
2020.08.11