2019.09.16
入れ墨を彫るのに資格が必要か、考えたことはありますか?
無資格でできるものという認識の方が多いでしょう。
ですが、彫師には医師免許が必要という議論も。
裁判までに発展し、日本での彫師の在り方について疑問視されています。
無資格であることの危険性を知り、入れ墨について改めて考えてみましょう。
■入れ墨を彫るには医師の資格が必要?
医師免許のない彫師が入れ墨を入れたとして、裁判にて有罪判決が言い渡された事件がありました。
このことから、入れ墨を彫るには医師免許が必要かどうかについて、世間でも議論がかわされるように。
医師免許を持つ彫師ならば逮捕される心配はありませんが、医師免許を持つ彫師などいるのか?
いないと言っても過言ではないでしょう。
彫師に医師免許が必要かどうかは、まだ明確にはされていません。
法律や条文でもハッキリと決められていないため、今後も注目を集めることになりそうです。
■彫師になるために資格はいらない
彫師に免許はいりません。
無資格で名乗れるため、自ら「彫師」と言い、仕事を始めることができます。
独学で始める方、またはタトゥースタジオに見習いとして入り、技術を身につけていくという方が多いでしょう。
もともと日本では長い入れ墨文化がありながらも、その施術に資格がいるかどうかについては疑問視されてきませんでした。
ですが肌に針を刺し、インクを入れるという行為に資格が要らないのは不思議なもの。
アートメイクや鍼灸には資格が必要なのに、入れ墨にだけ資格が要らないことに疑問を抱く人もいるでしょう。
■無資格の入れ墨は怖い?
入れ墨を彫るのに資格はいらないとしても、彫られる立場にしてみれば怖いもの。
感染症やアレルギー、肉芽腫病変のリスクを知らない人に、肌の奥深くまで針を刺されているのかもしれません。
道具や手についた雑菌、古くなったインクが注入されてしまうこともあります。
海外でも医師免許は必要とされていませんが、第三者による衛生チェックやライセンス制度を導入することで安全性を高めています。
日本にはそのような制度はなく、資格のない彫師に任せるだけ。
とても危険な行為であることが分かるでしょう。
今までなんとなく見過ごされてきたことですが、彫師に資格がないのはひどく不安なもの。
その入れ墨も、決して安全とは言えません。怖くなってしまった方は、入れ墨を除去することをおすすめします。
美容外科ならば、医師が除去をおこなうため、安心して施術を受けることができます。
2020.08.13
2020.08.11