2019.10.05
刺青を彫る際に、最初にカッターで削るように彫る筋彫り。
これをしないことには刺青が完成しないものの、痛みが気になった方もいるのでは?
痛みを避けるためにおこなった対処法が、筋彫りを失敗させていることも。
また、痛みを我慢し過ぎたことによって危険なこともあります。
思い当たる方は、ぜひ読んでおいてください。
■筋彫りが痛いのは当たり前?
筋彫りとはアウトラインのこと。モチーフを型取るラインのことです。
ラインが決まらなければ絵柄を作ることができません。
ガリガリと皮膚を削るような痛みを感じた人もいるでしょう。
ぼかしなどの他工程に比べ、一番痛いという方もいます。
ですが、ここでしっかりとラインを決められなければ、後の工程もうまく進まないでしょう。
美しいぼかしやカラーも、確かな筋彫りあってのもの。
失敗してしまっては、その後のフォローがうまくいかないこともあります。
■痛み対策は筋彫りに悪影響
事前にさまざまな情報を得て、刺青に挑んだ方もいるでしょう。
ラインである筋彫りを避けることは難しく、鎮痛剤や塗る麻酔クリームを試していた方もいるのでは?
その行為、残念ながら刺青そのものに悪い影響を与えていたかもしれません。
鎮痛剤の中には出血を促すものもありますし、麻酔クリームは彫りの邪魔をすることも。
いっときの痛みに耐えられず、誤った方法で対処したことによって、大切な筋彫りがうまくいかなかったこともあるでしょう。
思い当たる方は、もう一度刺青をチェックしてみてください。
かすれや線の太さに違和感があれば、ベストな状態で彫られなかったことが予想できます。
■痛すぎる筋彫りは危険の合図
痛みに対する対処法を使用せず、一生懸命我慢したという方もいますよね。
ですが、あまりに痛すぎるのに我慢をしてしまうのも問題です。
体が危険を察知し、痛みによってサインを送っているのに、見逃している可能性も。
「痛い」ということは普通のことではありません。
刺青なら当たり前と思っても、皮膚を彫るとは危険な行為でもあります。
雑菌やウイルスが体内に入ってしまうこともありますし、アレルギーによって体が拒否反応を示すこともあります。
我慢して見過ごすことによって、忘れた頃に体に思わぬ負荷をかけることもあります。
筋彫りをおこなったときのことを思い出してみましょう。
「もしかして?」と思った方、異変が現れる前に除去することも考えてみてください。
刺青は病院で除去できるもの。一人で悩まず、美容外科の医師に相談してください。
2020.08.13
2020.08.11