2019.10.22
入れ墨は個人の自由、他人にどう思われようが関係ない。
そんな強い思いで入れ墨を入れた方にも、ぜひ知ってほしいことがあります。
近年の研究から入れ墨があると、体に悪いとの報告も。
どのような事態を引き起こしてしまうのかを見てみましょう。
■入れ墨が原因で体に悪い成分が!
入れ墨を入れた皮膚より下に、有害物質が染み出してしまう恐れがあることが分かりました。
入れ墨は皮膚の奥へと針を刺すため、思いのほか体の奥へと入ってしまうこともあるのでしょう。
ある研究にて、入れ墨を入れた方が亡くなった後に検査をおこなったところ、リンパ節にまで入れ墨の染料成分が見つかりました。
アルミニウムや鉄分、ニッケルなどの体内には存在しない成分が異常なレベルで検出され、なかには水銀が検出されたという方もいたようです。
これらが直接の死因になっているわけではありませんが、金属が体内に入ることで体に悪い影響を与えている可能性も否定できません。
これからの研究で、さらなる発見もあるでしょう。
■入れ墨でウイルスに感染することも
ウイルス肝炎とは血液を介してウイルスが感染し、肝炎を発症してしまうこと。
入れ墨を彫る際の道具から、感染してしまうことがあります。
肝炎は慢性化しやすく、悪化すると肝硬変や肝がんに繋がる恐れもあります。
できれば発症したくない病気のひとつでしょう。
徹底した管理によって、注射針の使いまわしや輸血による感染はないのに、一定数の感染者数が存在するのは、入れ墨による影響があるためです。
知らないうちに、体に悪いウイルスが体内に入り込んでいるのかもしれません。
■まだまだあるかも?入れ墨が体に悪い理由
世界中で入れ墨文化は古くからありましたが、体への影響については研究されていません。
入れ墨は医療行為ではなかったため、研究対象にはならなかったのでしょう。
今まで研究されてこなかっただけに、さらに調査が進められれば、新たに体に悪い原因が発見されるかもしれません。
研究対象が少ないために、すぐに解明されることはないかもしれませんが、想像以上の結果が待ち受けていることもあるでしょう。
体内に体に悪い成分が入っているかもしれないなんて、なんだか不安になってしまうもの。
現段階では、入れ墨インクが皮膚だけにとどまってくれているとは、誰も保証できません。
体への影響が心配という方は、早期に病院にて入れ墨を除去し、少しでも不安を和らげてください。
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