2019.10.26
タイ旅行に行った記念に本場の入れ墨を彫ってもらったという方、そのタイ語の入れ墨は偽者かもしれません。
デザインがおかしいだけでなく、リスクを含んでいることもあるでしょう。
思い当たる方は、ぜひ一読しておいてください
■入れ墨はタイ語でなんという?
タイの入れ墨は「サクヤン」と呼ばれ、「サック」とはタイ語で入れ墨のこと。
動物や幾何学模様から生まれた独特なデザインをほどこします。
入れ墨模様には意味があり、願掛けや運気上昇などを目的に入れられます。
黒一色で彫られた護符文字やモチーフは、エキゾチックな雰囲気ある入れ墨に。
女優のアンジェリーナ・ジョリーも背中に施していることから、憧れて彫った日本人もいるでしょう。
■タイで入れ墨を彫るのは危険?
タイで本場のサクヤンを入れたという方もいますが、サクヤンを彫るサクヤンマスターの偽者が入れ墨を彫ることもあります。
観光客に本物と偽者を見破るのは難しいでしょう。
旅行先で高まったテンションのまま入れ墨を入れてしまい、帰国後に後悔して修正してもらうという方もいます。
街中でカジュアルに入れられる入れ墨ですが、針は使い回されているため、大変危険なことも。
早期に帰国してしまう観光客だからと、危険なことを認識して偽サクヤンを彫る悪者もいます。
■タイ語の入れ墨はサクヤンじゃない!
サクヤンとはもともと戦士の体に入れることで、敵からの攻撃を受けないと信じられてきたお守りのようなものです。
戦争のない現在では身近なお守りとして親しまれていますが、誰もが彫れるものではありません。
サクヤンマスターと呼ばれる者だけが彫ることができ、長いロッドで突いていくという、独自の手法で入れ墨を入れます。
サクヤンはタイ語を彫らず、古代クメール語を使用。
サクヤンを入れる箇所には決まりがあるなど、さまざまなルールが設けられています。
まずは自身の入れ墨を確認し、タイ語かどうかチェックしてみましょう。
もしかしたら観光客相手に商売をしている、悪徳彫師によるものかもしれません。
きちんと調べれば分かるものの、現地に行けば雰囲気に流されて入れ墨を彫ってしまうこともありますよね。
願掛けの意味がないどころか、ウイルスに感染してしまう危険もあります。
早期に病院で検査し、入れ墨は美容外科にて安全に除去しましょう。
入れ墨は美容外科医の施術によって除去できるため、病院にて気軽に相談してください。
2020.08.13
2020.08.11