2019.10.30
母国語以外、外国語で入れ墨を彫るというブームはどの国でもあるでしょう。
日本でも中国語で入れ墨を入れたという方もいますよね。
ですが、中国語の入れ墨には怖い意味が秘められているかもしれません。
その歴史を紐解きながら見てみましょう。
■漢字ブーム?中国語の入れ墨が海外で話題に
英語やフランス語など、海外の言葉を入れ墨にしている日本人は多くいます。
逆に、日本語を入れ墨にしている外国人も増えているようす。
母国語以外の言語を入れ墨にするのはよくあること。
中には「私は中国語を話しません」と中国語で入れ墨を彫って、SNSにアップして話題になった方もいました。
漢字は西洋では人気があるため、日本語同様に中国語で入れ墨を彫る人もめずらしくないようです。
■中国の入れ墨事情は?
中国でもファッションタトゥーが流行し、気軽に入れ墨を楽しむ若者も増えてきました。
ですが社会には受けいれられておらず、日本同様に就職に悩んでいます。
古来中国では入れ墨は刑罰のひとつであり、鼻切りや足切り、死刑のひとつとして用いられていました。
そのため入れ墨に対してはよくないイメージが染み付いているのでしょう。
日本でも入れ墨は刑罰として用いられていたため、同様に悪い印象が残っているのかもしれません。
■中国語の入れ墨は意味が怖い
日本人でも中国語の入れ墨を入れたという方はいるのでは?
ですが、中国語の漢字の入れ墨には注意が必要です。
たとえば日本語で「爽やか」と聞けば、清々しい気持ちよさを想像する人が多いでしょう。
ですが、中国語の「爽」には異なる意味が隠されています。
「爽」の中にある4つのバツ印は、死体に彫る入れ墨。
女性を埋葬するとき、邪悪な霊が寄り付かないように朱色で入れ墨を彫る風習がありました。
「幸」は罪人の手かせであり、刑罰で手かせや足かせをかけられることから由来しています。
これは手かせをかけられたということは、足も切られず死刑にもならずに済むという意味。
古来の刑罰が元になっています。
日本人が知らない意味もたくさんあるため、中国語の入れ墨がある方は意味を調べてみたほうがいいかもしれません。
中国語には、翻訳だけでは分からない意味が含まれているかもしれません。
もしも不安に思われた方は、入れ墨を除去するのもおすすめです。
悪い意味や怖い意味が含まれていたら、心身ともに悪影響を受けてしまうかもしれません。
病院にて、除去方法を確かめてみましょう。
2020.08.13
2020.08.11