2019.11.11
世間一般の人から「入れ墨なんて」と批判されてしまうことはめずらしくありませんが、その道を極めた専門家が入れ墨を否定する理由について聞いてみましょう。
今までと違った意見を知ることができるかもしれません。
■指圧師が入れ墨なんか入れたらよくないという理由
ある指圧師の意見によれば、入れ墨を入れるところは体にとって重要な経路にあたることが多いとのこと。
実際に入れ墨を入れた患者さんが10人以上も亡くなられたことから、関連性を疑っているようです。
たまたまの偶然か?
気の流れに悪影響を与えたのか?
これは東洋医学による考え方によるため、なじみのない方にはピンとこない話かもしれません。
ですが、3000年以上もの歴史を持つ医学に基づく意見のため、簡単に無視できないでしょう。
入れ墨は皮膚の奥深くに針を刺し、インクを注入します。
ツボ押しなどに使われる経路のポイントに入れ墨があれば、体に影響を与えてしまうかもしれません。
■医師が検査を拒否?入れ墨なんてなければ
入れ墨なんてあると病院でMRI検査が受けられないといいますが、これはただの噂ではありません。
医師も安全性を考慮し、病院によってはMRI検査をNGとしているところもあります。
入れ墨があることを申告し、同意書にサインをすることで検査を受けられる病院もありますが、必ずしも安全に検査できるとは限りません。
さすがに医師であっても、皮膚の奥深くに入ったインクに鉄が含まれているかどうかまでは判断することはできないため、入れ墨の入った部位や症状を見ながら検査の有無を注意深く判断します。
■「入れ墨なんて入れるべきではない」と彫師が忠告
彫師自身がお客さんに「入れ墨なんて入れるべきでない」と忠告することがあります。
入れ墨があることで不便になることは多々あり、簡単に消すことができないため、覚悟を決めて入れるべきだと忠告します。
料金は高く、痛みもある。
時間をかけて彫るものだからこそ、その重さを理解して欲しいとのこと。
安易な気持ちで入れようとして、痛みや時間がかかることに我慢できずに、途中で止めてしまう人もいるようです。
多くの入れ墨がある人と接してきた専門家の意見は、決して無視できるものではないでしょう。
入れ墨除去を考えていた方は、これらの意見を参考に除去に踏み切ってみてはいかがでしょうか?
「入れ墨なんてどこで除去できるの?」という方、美容外科にて相談してください。
2020.08.13
2020.08.11