2019.11.27
背中や腕に大きく入れた昇り龍の刺青。そのかっこよさに満足していたものの、思っていたほどご利益を感じないという方も多いでしょう。
そもそも昇り龍の正体を知っている方は少ないもの。
本当は入れ墨にはできないモチーフなのです。
その真実を知っておきましょう。
■昇り龍の刺青は雨を降らす神様
昇り龍を刺青に選んだとき、そのかっこよさや強さに憧れた方も多いでしょう。
ですが龍とは神聖な生き物でもあり、ただ強さを持った野蛮な生き物ではありません。
昇り龍は古来より、守り神として浸透してきました。
日本では天に昇る姿から、雨乞いや天候を司る神として知られています。
そのため、農耕の神様として崇めてきた歴史があるのです。
昇り龍の刺青とは、農耕民族が神として信仰してきたものの化身です。
思っていたイメージと違ったという方も多いでしょう。
■入れ墨にした昇り龍の正体は意外なもの
龍の刺青には「立身出世」とう意味があります。
これは中国の言い伝えが元になっており、龍とは黄河にある滝を登りきった鯉といわれていました。
鯉から龍に出世するのですから、かなりの大出世といえるでしょう。
龍のような強く大きなものになりたいと願って刺青にする方もいますが、もとは滝を昇る鯉と知らなかった方もいるのでは?
鯉を入れ墨にする方もいますが、意味を知らずに昇り龍にした方には意外な事実だったかもしれません。
■昇り龍は刺青にはできないモチーフ
龍は架空の生き物でありながらも、信仰があった古来よりその姿は具体的に定められていました。
架空の生き物だからこそ、姿を描くのに本物の生き物たちがモチーフとなり、組み合わさったといわれています。
その一部をご紹介しましょう。
ワニ:絶滅したワニが元になっているとの説
ヘビ:インドでは蛇神を崇めたこと、日本にもヤマタノオロチの伝説があったことから
大型爬虫類:恐竜の化石は「竜の骨」として漢方薬に使用されてきたことから
昇り龍の姿を見れば、これらの生き物と重なる部分があるでしょう。
本来「龍」とは目に見えない大きなエネルギーともいわれています。
本物の昇り龍とは姿が見えないもの。
刺青にすることは不可能なのです。
昇り龍の正体を知り、想像していたものと違ったとガッカリされた方もいるでしょう。
背中一面の大きな刺青であっても、美容外科ならば除去する方法があります。
一度刺青を見ながら除去法や料金について相談ができる、無料のカウンセリングを受けてみてください。
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