2020.01.07
入れ墨を入れた直後より、色が薄い気がする。
または昔入れた入れ墨が変色したという方、入れ墨の色が変化する理由について解説します。
なぜ変色するのか?
変色したらどうしたらいいのかについて知っておきましょう。
■入れ墨の変色は防げない
入れ墨とは針で肌に傷をつけ、インクをいれて色を定着させる方法。
皮膚は傷を負うと再生するため、彫りたての入れ墨よりも発色が落ちてしまいます。
そのため色がくすみ、変色したと思う方もいますが、これは誰が彫っても同じこと。
腕の良い彫り師であれば、定着後の色を計算してわざと鮮やかに入れますが、大なり小なり変色することを防ぐことはできません。
また、人の肌が老化によって変化していくように、入れ墨も年々変色していきます。
紫外線や服の摩擦によって入れ墨がダメージを受け、色を失っていくようになるでしょう。
いつまでも入れたての美しいカラーを維持させることは、ほぼ不可能ということを覚えておいてください。
■入れ墨が変色するかもしれない検査
入れ墨があるとMRI検査が受けられないという情報がありますが、検査する部位によっては可能になることもあります。
万が一に問題があった際に自己責任とする同意書にサインをすれば、検査を受けられる病院もあります。
ただしその際に、入れ墨が変色するということもあるでしょう。
インクに含まれている金属や成分がMRIの磁気に反応し、火傷や変色を起こすことがあります。
どのようなインクが使用されたかは、病院では把握できないもの。
MRI検査を受けた時、入れ墨が変色するかもしれないということを知っておきましょう。
■入れ墨の変色が異常なときには?
入れ墨を入れた直後の変色具合が、素人が見ても異常というとき。
急に入れ墨の色が黄色くなってきたなどの変化があらわれてきたときには、病院にて診察を受けましょう。
入れ墨ではなく、皮膚そのものが変色を起こしている可能性もあります。
病気が隠れていることもあるため、入れ墨のせいだと思って見過ごすことがないよう早めに受診してください。
変色した入れ墨に再度インクを入れ直すという方法もありますが、病気が隠れていた場合には見逃してしまうかもしれません。
また、せっかくインクを入れても、MRI検査や経年劣化によって変色してしまいます。
変色が気になる入れ墨は美容外科にて除去し、いちいち色の変化を気にしないで済むようにすることも検討してみてください。
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