2020.01.20
高齢者や心身障がい者などの介護をおこなうヘルパーの仕事に興味を持った方、入れ墨があってもヘルパーになれるのか疑問に思っていませんか?
実際の現場はどうなのか?
詳しくみていきましょう。
■入れ墨ヘルパーは実在する?
介護職は過去に放映されたドラマ「任侠ヘルパー」の影響もあり、入れ墨があるヘルパーはめずらしくないという認識の方もいますが、実態はどうでしょうか?
都内の施設で働くベテランヘルパーによると、入れ墨のある人はいなかったとのこと。
ただし採用時に入れ墨の有無を確認しているわけではないため、服の下に入れ墨があったのかもしれません。
介護に携わる人々に聞いたところ、「入れ墨のある同僚がいた」「入れ墨はあるけれど介護職に就いている」という声もありました。
多くはないものの、入れ墨ヘルパーは実在しています。
■入れ墨があってもヘルパーにはなれるのか?
面接にて入れ墨の有無を聞かれなければ、入れ墨を隠してヘルパーとして働くことは可能です。
ですが、嘘をつくのはNG。
わざわざ入れ墨の有無を確認するということは、過去にトラブルがあったのかもしれません。
また、夏でも長袖を着用して腕の入れ墨を隠す。
濃い色の靴下を履いて足首の入れ墨を隠すなど、仕事中は見せないよう配慮しています。
利用者にヘルパーの入れ墨が見えてしまった場合、スタッフを交代させられる、苦情が入るなど、同僚や上司に迷惑をかけることもあります。
■入れ墨があるヘルパーは不便も多い
服で隠しても、現場にて入れ墨がバレてしまうことはめずらしくありません。
前かがみになったときに、腰の入れ墨が見えてしまった。腕まくりをしたときに入れ墨が見えたという目撃談はよくあります。
入浴介助時や思わぬアクシデントで服がめくれ、入れ墨が露出してしまうことがあるとのこと。
同僚から差別されるという声もあるため、他職業よりも神経を使うという方もいます。
人によっては入れ墨が怖いという方や不快に思う方もいるため、入れ墨が見えない方が気持ちよくサービスを利用してもらえるのでしょう。
入れ墨があってもヘルパーになる道はありますが、希望する職場を選べない、入れ墨がバレて利用者や同僚と揉めるというトラブルを起こすこともあります。
美容外科にて入れ墨を除去し、ヘルパーになるという方法があることも覚えておいてください。
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