2020.01.29
「入れ墨を見せびらかすと脅迫罪になる」こんな噂がありますが、果たして本当でしょうか?
決して脅すつもりはなかったのに、入れ墨が原因でトラブルに発展してしまうこともあります。
人に入れ墨を見せていた方、ぜひチェックしておいてください。
■入れ墨を見せびらかすと罪になる?
「入れ墨を見せたら脅迫罪になる」という噂がありますが、実際には罪にはなりません。
直接危害を与えたり脅したりしなければ脅迫罪はもちろん、恐喝罪や強要罪にも値しません。
「入れ墨を見せびらかす人がいる」と通報しても、警察は動いてくれないでしょう。
ただし入れ墨を見せびらかしながら危害をくわえようとしたら、罪になることはあります。
過去には入れ墨を見せながら怒鳴った暴力団の男が、脅迫の容疑で逮捕された事件がありました。
直接危害を加えたわけではありませんが、「暴力団の名前を出して入れ墨を見せる」という行為が脅迫に当たり、逮捕されたのです。
■入れ墨が脅迫の誤解になることもある
自身に見せびらかすつもりはなくても、周囲からはわざと見せびらかしていると思われることもあります。
普通に会話をしている二人でも、片方の人に入れ墨が入っていれば、第三者は脅されていると誤解してしまうこともあります。
実際に入れ墨を見せびらかすことで相手に恐怖を与えてしまい、警察に訴えられたというトラブルもありました。
親しくない間柄であれば誤解が生じ、相手を必要以上に怖がらせていることもあります。
トラブルにならないよう、初対面の人との対応には十分に注意した方がいいでしょう。
■入れ墨を見せびらかすと家族が迷惑する
入れ墨を見せびらかすことは罪にはならなくても、一緒にいる家族が迷惑することはあります。
特に子供は親を選べないため、入れ墨を見せびらかす親を見た周囲の人は「かわいそう」と同情の声を上げています。
園内や学校内で見せびらかす行為は非常識に見えてしまい、入れ墨を入れていない子供の方が恥ずかしい思いをすることに。
自分の知らないところで、大切な家族を傷つけてしまっているかもしれません。
入れ墨を入れること、人に見せることは罪にはなりませんが、見せびらかすようになると問題が生じることもあるでしょう。
誤解されたりトラブルの元になったりと、誰にとっても良いことはありません。
見せる入れ墨に疑問を感じた方は、病院にて除去することを考えてみてください。
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