2020.03.06
入れ墨に関する用語、いくつ知っていますか?
まったく専門用語なんて知らずに彫ってもらったという方もいれば、マニアックな入れ墨用語を知っているという方もいるでしょう。
一部の用語とともに、一流の彫り師なら知っている用語についてご紹介します。
■初心者が知らない入れ墨用語
入れ墨にはさまざまな手法があり、その用語をご存じない方も多いでしょう。
彫り師や経験者なら知っているけれど、初心者ならば知らない用語について簡単に解説します。
・手彫りと機械彫り
針を付けた独自の道具で皮膚を突いて行くのが手彫り。
入れ墨用の専用マシーンを使用するのが機械彫りです。
・筋彫り
輪郭を描く線のこと。アウトラインともいいます。
・ぼかし
筋彫りの中を塗りつぶし、濃淡をつけて立体感を出す技法。
・額彫り
モチーフの周囲に付け足す技法のこと。
波や雲、炎などでメインの入れ墨を装飾します。
■知らない彫り師もいる?マニアな入れ墨用語
彫り師によっては知らない方もいるかもしれない、マニアックな用語をご紹介します。
毛彫り:人や動物の毛を描く極細の線
シャッキ:手彫りの際に出る音
半端彫り:未完成の入れ墨
花:入れ墨では「桜」のこと
烏:墨一色だけの入れ墨
白粉彫り:血行が活発になると浮き出る入れ墨だが、想像上のもので現実にはない。
■一流の彫り師が知っておくべき入れ墨用語
プロの彫り師ならば知っておくべき、重要な入れ墨用語があります。
高温高圧滅菌器:高温の蒸気で高圧状態にし、針の減菌をおこなう装置
超音波洗浄器:入れ墨の機材を超音波によって洗浄するマシーン
殺菌線消毒器:紫外線による消毒を行う保管庫。
滅菌済みパック:機材を保管しておくパックであり、減菌具合が外から確認できる
これらは安全かつ清潔に、入れ墨の機材をケアして保管するための製品に関する用語です。
技法や専門用語を知ることも大切ですが、一流の彫り師ならば安全管理についても十分な知識が必要でしょう。
入れ墨を彫られる側も、知っておいた方が安心して施術をうけることができます。
入れ墨用語はとても多く、勉強熱心な彫り師でないと知らない用語もあるでしょう。
また、一流の彫り師ならば衛生管理ができる機器の用語についてもしっかりと知っておいて欲しいところ。
これらの用語をまったく知らない彫り師の入れ墨であれば、出来栄えも安全性も確かなものとはいえません。
担当してもらった彫り師と自身の入れ墨に不安を感じた方は、病院にて除去することをおすすめします。
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