2020.04.25
ある格闘家がガンになったことから、入れ墨があるとガンを発症するという噂が広まりました。
果たして本当のことなのでしょうか?
入れ墨がある人が知っておきたいガンとそのリスクについて、詳しくご紹介します。
■山本KIDのガンは入れ墨が原因?
入れ墨がガンになるという噂があったのは、総合格闘家である山本KID選手が亡くなったことから広まったようす。
山本KID選手の体には全身に入れ墨があったため、入れ墨の有害物質が原因との説がありました。
ですが入れ墨とガンの因果関係は正式に発表されてはいないため、無関係であると考えられています。
■入れ墨が原因でガンになることはある
入れ墨が原因でガンを発症するケースは否定できません。
入れ墨を入れる際に針を使いまわした場合、血液を経由してウイルス感染を引き起こすことがあります。
血液感染によって発症する可能性があるのは、B型肝炎やC型肝炎、HIV。
肝炎は自覚症状がないまま重症化し、気づいたときには肝がんを引き起こしてしまうこともあります。
間違って針が使いまわされること、運悪く血液感染すること、肝炎が原因となってガンになることはとてもめずらしいことと言えるでしょう。
ですが、可能性はゼロではありません。
入れ墨がある限りは誰にでもあり得ることのため、自分だけがガンにならないという保証はないことを覚えておきましょう。
■万が一のガン治療に入れ墨が邪魔をするかも?
入れ墨が原因でガンになるリスクは、想像よりも小さなものかもしれません。
ですがガンを発症する人は多く、入れ墨の有無に関係なく意識しておいた方がいいでしょう。
入れ墨がある人が万が一のためにと生命保険に加入しようとしても、断られてしまうことがあります。
また、ガン治療は日々進歩していますが、入れ墨があると新しい治療法を使うことができないなんてこともあるもかもしれません。
現にMRI検査は入れ墨があると利用できないことも多々あるため、今後新しい検査にて適用できないケースが出てくることもあります。
費用や治療法に悩まされ、効率よくガン治療できないという方が現れることもあるでしょう。
入れ墨でガンを発症する可能性はゼロではないこと、他の原因でガンを発症した場合、治療費や治療法で入れ墨がネックになることを覚えておきましょう。
将来のリスクを減らしたい方は、美容外科にて入れ墨を除去しておくと安心できるかもしれません。
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