2020.05.06
議員に入れ墨があってもいいのか?違反になると思っている方もいるでしょう。
実は入れ墨があっても問題はなく、過去には入れ墨が入った大臣や、選挙に出て当選した有名人もいました。
議員と入れ墨の関係について、チェックしてみましょう。
■実在した入れ墨議員とは
日本には過去に、目立つ入れ墨がある国会議員がいました。
内閣総理大臣であった小泉純一郎氏の祖父である、小泉又次郎という方です。
議員になる前にはとび職であったことから、その際に全身に入れ墨を彫ったとのこと。
江戸時代には危険な職業に就く際には入れ墨を入れ、死亡した際に判別できるようにしていた歴史がありました。
その後新聞記者に転職し、横須賀市会議員から衆議院議員へと。
「いれずみ大臣」という異名で呼ばれるなど、明治時代でもかなりめずらしいタイプの政治家だったのでしょう。
■入れ墨があっても議員になることはできる
議員に入れ墨があることは違反にならず、入れ墨があっても選挙に立候補することもできます。
近年では第25回参院選にて入れ墨のある元モーニング娘。の市井紗耶香氏と、元格闘家の須藤元気氏が立候補して話題になりました。
須藤元気氏が初当選を果たしたことから、入れ墨があっても議員になることは可能であることが分かります。
ただし選挙前から賛否両論あり、入れ墨がマイナスイメージになったこともあったでしょう。
■入れ墨のある議員はいる?
入れ墨のある議員の情報は少なく、調査しても小泉又次郎氏と須藤元気氏しか該当しません。
海外の政治家で入れ墨があるという噂の議員もいますが、証拠の写真はなく、信憑性が定かではない情報ばかり。
日本では入れ墨に対するイメージは悪く、政治家が公表することは難しいでしょう。
一般企業であっても入れ墨のある人を快く受け入れるところは少なく、密かに入れ墨を理由に入社を断る企業もあります。
入れ墨のある議員があらわれることは極めてめずらしく、万が一入れ墨があったとしても隠し通すことの方が多いのかもしれません。
入れ墨があっても議員になることはできますが、実際に選挙で当選することはとても難しいでしょう。
また、入れ墨があることがバレればどうなるのか?違反ではなくても、大きなダメージになることを恐れているのかもしれません。
選挙に出ることはなくても、将来政治に関わる仕事に就きたいという方は、早期に病院で入れ墨を除去しておいた方がいいでしょう。
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