2020.05.14
入れ墨について調べるとヒットする、「後藤」という人物。
人気漫画のキャラクターのようですが、現代の入れ墨との共通点が見つかりました。
どんな点が共通しているのか?気になる方はチェックしてみてください。
■入れ墨のある「後藤」とは?
後藤とは、人気漫画「ゴールデンカムイ」に登場する人物のこと。
主人公・杉本と偶然知り合い、金塊と脱獄囚の秘密を教えた人物でもあります。
この金塊の秘密を知ることから物語は動き出すため、重要なキャラクターといえるでしょう。
ところが後藤はこのあと不幸な事態となり、ある秘密も明らかになります。
■ネタばれ!後藤の入れ墨には秘密があった
ゴールデンカムイ1話のネタばれになりますが、この後藤というキャラは山中でヒグマに襲われて亡くなります。
杉本に金塊の話をしたことを後悔し、口封じのために殺そうとしますが失敗してしまいました。
山中に逃げた後藤は死体となって発見されますが、彼自身が金塊の在処を示す入れ墨の持ち主であることが発覚します。
24人の脱獄囚の入れ墨が金塊の場所を示すヒントであり、後藤はその一人だったのです。
■後藤の入れ墨が現代の入れ墨イメージにつながる
不幸な結末を迎える後藤ですが、もともとは網走監獄に収監されていた囚人。
酒好きな後藤は酔って妻と子供を刺殺したうえに、罪を償わずに脱獄した悪人なのです。
脱獄後も毎日酒を飲み、同じ脱獄囚からも「酒で人生が狂った」とも言われているほど。
物語のきっかけを作っただけですぐに消えてしまった後藤ですが、そのイメージの悪さは現代の入れ墨にもつながるものがあります。
犯罪者や脱走犯に入れ墨があると必ず報道され、強く印象づけることもあるでしょう。
入れ墨のある人すべてが悪人ではありませんが、反社会的勢力の証に入れ墨を想像する人は多くいます。
作品が日露戦争後の日本を舞台としているため、現代とリンクするイメージをあえて最初に作ったのかもしれません。
架空の物語でありながらも、日本の歴史を参考にした舞台が作品をより魅力的に見せているのでしょう。
囚人に入れ墨を施すという点も、日本の入れ墨刑を彷彿させ、よりリアルに感じさせています。
逆に入れ墨に対するイメージが悪くなり、自身の入れ墨に疑問を抱いた方もいるでしょう。
後藤の入れ墨をきっかけに、病院での入れ墨除去について検討してみるのもいいかもしれません。
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