2020.06.16
入れ墨のある犯罪者が捕まると、「やっぱり」という意見は多く出てきます。
犯罪と入れ墨は関係がなく、入れ墨があるから罪を犯すとは限りません。
ですが、世間はそうは思っていないのでしょう。
入れ墨とその印象について、改めて考えてみてください。
■入れ墨がある人は事件を起こしやすい?
児童の虐待死事件や殺人事件に逃亡犯など、入れ墨のある犯罪者のニュースは多く取り扱われています。
もともと入れ墨はヤクザなどの反社会的勢力の人々に好まれていた背景もあり、悪い印象を持つ方も多いでしょう。
そのため、一般人でも入れ墨があるだけで「事件を起こしそう」と思われることもあります。
入れ墨のある人すべてが事件を起こすわけではありませんが、事件の報道が増える度に世間の印象はますます悪くなるでしょう。
■中学生に入れ墨を彫る事件が発生
沖縄県にて、中学生3人に入れ墨を施した男が逮捕される事件がありました。
暴力団の構成員が「楽して金儲けができる」とだまし、組員に勧誘する目的で入れたとのこと。
指や腕に工具で入れ墨を彫ったことで、事件が発覚しました。
あえて見えやすい場所に入れ墨を彫ることで、自身がどんな立場になるか分からなかったのでしょうか?
入れ墨を彫ることの意味を知らず、気軽に彫ってしまったことから、入れ墨に対する印象はますます悪くなってしまったでしょう。
■事件に巻き込まれて不利になるのはどっち?
もしも自分が何かの事件に巻き込まれたとき、入れ墨によって不利な立場に追いやられてしまうかもしれません。
入れ墨のある人とない人が疑われた場合、世間はどちらの言い分を信じるでしょうか?
もちろん捜査や裁判には影響はなくても、「入れ墨がある人の方が悪そう」と思う方は多数います。
家族や親しい友人は自分を信じ、守り抜こうとしてくれるでしょう。
ですが、ただ入れ墨があるだけで悪く言われ、SNSなどで写真をさらされるようになってしまいます。
真実は違っても、入れ墨があるだけで印象ダウンは免れないでしょう。
たとえ事件に関わるようなことはなくても、些細なことで入れ墨があることで悪い結果を招いてしまうことはあります。
就職や転職、結婚などで問題になることは、決してめずらしくありません。
病院で入れ墨を除去した方が、悪い事件などと無関係の人生をおくることができるでしょう。
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