2018.12.19
刺青除去をする際に、レーザー治療だと仕事などの日常生活を左右することもなく治療をすることができるので人気の治療方法です。
レーザー治療で用いられるレーザー機器にはいくつかの種類があり、機器毎に特徴や効果が異なります。
ルビーレーザーとピコレーザーの違いや回数について解説していきます。
■ルビーレーザーとは
ルビーレーザーはメラニン色素に反応するレーザー機器のため、黒や紺のタトゥー部分に反応します。
レーザーを照射することで、皮膚の表面を通過して深い部分にまで到達して、メラニン色素に当たると熱を出して破壊する仕組みになっています。
破壊された色素は、数週間から数カ月ほど時間をかけて体の外へ排出されて、刺青が薄くなっていくのです。
メラニン色素にのみ反応するため、その他の皮膚の部位などに影響を与えることなく刺青除去ができる機器になります。
■ピコレーザーとは
ピコレーザーは、これまでのレーザーよりも早く綺麗に刺青除去ができる最新レーザー機器です。
ピコレーザーは、ピコ秒というナノよりも短い時間で照射を当てることで、刺青インクを微粒子サイズに砕くことができます。
細かく砕かれたインクはマクロファージという細胞によって代謝されて体外へと排出されて刺青を除去する仕組みです。
カラータトゥーにも対応することができ、赤や緑、黄色などのカラーインクでも治療することができます。
また、これまでのレーザーよりも少ないエネルギーながらも効果が高いので、痛みに苦手な人でも安心です。
■ルビーレーザーとピコレーザーの違い
ルビーレーザーとピコレーザーの大きな違いは、照射の速さと施術回数の少なさです。
ルビーレーザーなどの従来使用されていたレーザー機器はナノ秒で照射されてしましたが、ピコレーザーはピコ秒での照射が可能です。
そのため、非常に短期間でレーザー照射ができ、弱い出力でもしっかりと皮膚の奥までレーザーを届けることができます。
そのため、治療回数もルビーレーザーよりもピコレーザーの方が少なく済みます。
また、ピコレーザーの場合はフルカラーに対応しているので、カラフルな刺青を除去したいという人にもおすすめです。
2020.08.13
2020.08.11