2019.01.23
刺青除去の治療後、自分でもケアをおこなった方が治りも早いと思われる方がいます。
特に薬の処方もなく、ただ放っておくだけでは不安なのかもしれません。
せっかく治療したのだから、キレイな皮膚にしたいとワセリンを使用している方もいます。
ですが、ワセリンを塗るのは待ってください!そのケアは必要ないかもしれません。
■ワセリンとはどんなもの?
ワセリンとは皮膚に適度な水分を保持させ、乾燥や外的な刺激から肌を守る保湿剤のことです。
湿疹の発生や悪化を防ぐ薬として皮膚科で処方されることもあり、ドラッグストアなどで購入することもできます。
ワセリンの原料は原油であり、高純度に精製したものを塗布することで、皮膚を保護します。
不純物を取り除いた医薬品の白色ワセリンと、精製度が低く、化粧品として安価に手に入れられる黄色ワセリンがあります。
■刺青除去のアフターケアにはワセリン?
ワセリンには皮膚を保護する作用があるため、外科手術後の皮膚が落ち着いた際のケアに、ワセリンを使用している方もいます。
ですが、自己判断での使用はNG。
SNSでの個人的な見解などを信用し、自己流のケアをおこなうのは止めておきましょう。
健康な肌に使用する分には問題ありませんが、治療をおこなった肌に勝手に塗布するのは危険なことも。
心配事があれば、必ず医師に相談するようにしてください。
外科手術後に皮膚が上皮化したあとならば、医師の指示によってワセリンを使用することもあります。
ですが、それ以前の状態や不要と判断した際に、わざわざワセリンを勧めることはありません。
レーザー治療による刺青除去の際には、ワセリンは使用しなくても大丈夫です。
■ワセリンは不要!正しいケアの方法とは
肌に良いことと思ってワセリンを使用しても、肌の状態によっては必ずしも正しいケアになるとは限りません。
刺青を除去したあとには、どうケアすべきなのでしょうか?
正しいケアは、医師の指示に従うこと。
自分で勝手に判断して、ケアをおこなわないようにしましょう。
治療後の注意点についてしっかりと説明を受け、不安なことがあれば、些細なことでも聞いてみてください。
あやまったケアは、皮膚や刺青除去後の経過に影響を与えることも。
リスクはなくても、意味のないケアになるかもしれません。
どうしてもワセリンが必要と思う方は、医師に相談することをおすすめします。
2020.08.13
2020.08.11