2019.05.24
入れ墨が痛いという方、痛みを感じたことがある方はいませんか?
入れ墨インクや入れ墨を彫ることには、体に負担がかかるもの。
痛みを放置するのは危険なことも。
この機会に入れ墨によるリスクを知っておきましょう。
■痛いのが当たり前は危険!
「皮膚を彫ってインクを入れるのだから、痛いのはしょうがない」と思っていませんか?もちろん、彫るときにも痛みを伴いますが、数ヶ月たっても痛みが消えない、数年後にも痛みが出てくるなんてこともあります。
肌に異物を入れる行為は、想像以上に体に負担をかける行為です。
痛みがあるのは当たり前ではなく、痛みを感じるほどの異変が起きているということを理解しておきましょう。
■入れ墨インクは思いのほかコワイ!
ドイツとフランスの研究者が入れ墨を入れた4人の皮膚とリンパ節を調べたところ、2人のリンパにインクが入っていたことが分かりました。
皮膚の中にはアルミニウムや銅や鉄、リンパ節には変色したインクと有害な顔料が入っていたことも。
ナノ粒子となったインクならば、彫師が予期しないところまで入ってしまうこともあります。
アメリカの学会の記事によれば、入れ墨インクに発がん性物質が含まれているとの記述も。
水銀や鉛、ヒ素を含むものもあり、アレルギーや炎症などを引き起こす危険性についても調べられています。
これらは海外の事例ですが、日本の入れ墨インクが安全との保証はありません。
その成分が何から作られているのかを知っていますか?
また、どこでどのように作られているのかは?
改めて考え出すと、見知らぬリスクが多いことに気付かされてしまいます。
■その入れ墨は本当に大丈夫?
入れ墨は皮膚にインクを埋め込む行為にも関わらず、彫師には医療知識がない人が多いことも。
インクによってアレルギーが起こる人がいること、体質に寄ってケロイドが生じてしまう人がいることを知らない彫師もいます。
針の消毒や使い捨てに気をつけていても、病院ほどの衛生管理ができているかは疑問です。
感染リスクがないとは言い切れず、思わぬ病気やアレルギーを引き起こすこともあります。
痛みがあってもなくても、入れ墨には多くのリスクが隠されています。
入れ墨が痛いという方は、早急に病院で相談してください。
不安を感じた方は、美容外科で入れ墨を除去することも考えてみましょう。
痛みが生じてから、体に異変が感じてからではどうなるか分からないもの。
早めに除去することで、身を守ることができるかもしれません。
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