2019.06.04
エイズという怖い病気の存在は知っていても、自分とは関係のないことと思っていませんか?
病気にかかるリスクは、意外にも身近にあるもの。
刺青を入れているならば、エイズウイルス感染と無縁ではありません。
さらに他感染症のリスクも!刺青と病気の関係性を、この機会に学んでおきましょう。
■刺青が原因でエイズにかかることはある
刺青が原因でエイズにかかる。ただのデマだと思っていませんか?実はとても信憑性のある事実です。
刺青は針を皮膚に刺すため、ウイルスが感染することもあります。
針が使い捨てであれば感染症を防ぐことはできますが、消毒をして繰り返し使用する彫師もいます。
消毒が不十分の場合には感染リスクが高まるでしょう。
針や道具の消毒や使い捨ては、法で規制されているわけではありません。
彫師やタトゥースタジオによって管理も意識も異なるため、絶対に大丈夫という保証はありません。
■エイズ以外にもある!入れ墨でかかる病気
刺青が原因で感染してしまう病気には、エイズの他にB型肝炎やC型肝炎があります。
これは輸血や注射針の使い回しなどで起こるため、ピアスや入れ墨が原因となることも。
特に海外で入れ墨を入れた際には、そのリスクが高まる傾向に。
海外の入れ墨は安価なため、旅行の記念に入れる人は多いものの、衛生管理には不安があります。
エイズ以外のウイルス感染リスクも予想されるでしょう。
日本だから安心とは限りません。
医療機関ではないスタジオタトゥーならば、絶対に感染しないとは言い切れません。
消毒や針の使い捨てをおこなっていても、知識としてどこまで正しく理解しているのかは不安なもの。
安心できる場所でなないことを、覚えておいてください。
■若い人の刺青は規制されている?
国立国際医療研究センター国府台病院の肝炎・免疫研究センター長によると、「C型肝炎にかかる若い患者の多くが、ピアス、入れ墨などによる感染だと考えられる」との見解も。
エイズなどの感染症を防ぐためにも、埼玉県など複数の自治体では、青少年の刺青を条例で禁じています。
刺青を入れている以上、100%感染はないとは言い切れません。
心配な方は専門機関にて、検査や医師による診断を受けたほうがいいでしょう。
エイズなどの感染症にかかっていなかったとしても、皮膚に針とインクを入れる行為はリスクが高いもの。
将来、体にどのような影響を与えるかは分かりません。
不安な方は、刺青を除去する方法についても知っておきましょう。
刺青除去は病院にて施術が可能なため、衛生管理に不安を抱く必要はありません。
ぜひ、除去することも考えてみてください。
2020.08.13
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