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【医師が教える】入れ墨が原因で発症する肝炎ってなに?放置すればガンになることも

2019.06.09 

刺青除去

 

 

 

肝炎という病気を知っていますか?

あまりなじみのない病気かもしれませんが、入れ墨を入れている人ならぜひとも知っておきたいもの。

肝炎の怖さと入れ墨との関連についてご説明します。

 

 

 

■肝炎とは?なぜ入れ墨と関係があるのか

肝炎とは、肝臓に炎症が生じてしまうこと。

肝臓の細胞が破壊されてしまい、徐々に機能が低下してしまいます。

肝炎の原因は、薬物や自己免疫によるものがありますが、一番多いのはウイルスによる感染です。

ウイルス性感染は日本では少ないものの、輸血や性交渉、針の使い回しによる事故などで感染してしまいます。

入れ墨も肝炎を引き起こす原因の一つと言われています。

医療機関による輸血や針の使い回しは、国の管理体制が徹底しているため、事故が起こることはまれなもの。

ですが、タトゥースタジオや彫師による管理方法については法で整備しているわけではないため、個々の管理意識に頼るしかありません。

管理体制の整っていないところで入れ墨を彫れば、感染リスクは高まるでしょう。

 

 

 

■刺青でガンになる?リスクの高い感染症

ウイルス性肝炎に感染すると、肝臓の働きが悪くなります。

ところが自覚症状があらわれにくく、刺青によって感染しても、なかなか病気に気づけないこともあります。

C型はワクチンがなく、感染した人の70%は蔓延してしまいます。

放置したままにしておくと、肝硬変や肝がんを発症してしまうことも。

肝がんの原因はC型肝炎とも言われているほど、危険な病気なのです。

現在の医療現場では精密検査がおこなわれているため、輸血や血液製剤が原因で感染したという報告はありません。

刺青を入れることは、非常にリスクが高い行為であることを覚えておきましょう。

 

 

 

■肝炎が心配なときにはどうすればいい?

肝炎は自覚症状がないまま進行してしまうため、早期に自覚するのが難しい病気です。

気になる方は医療機関にて検査を受けてみてください。

発見された場合でも、慎重な経過観察で済むことも。

薬剤によって治療することも可能なため、すぐに入院や手術が必要になるわけではありません。

 

 

入れ墨がある方の中には、何度も海外で入れ墨を入れたことがある人もいるでしょう。

肝炎にかかるウイルスが、すでに感染しているかもしれません。

病院での検査を受けると共に、美容外科にて入れ墨を除去することも前向きに検討してみましょう。

心身のストレスから解放され、安心して過ごせるようになるかもしれません。

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