2019.06.21
入れ墨があると献血を断られるというのは、本当でしょうか?
日本赤十字社による正確な情報と、献血をしたことがない人にも知って欲しいことがあります。
知れば入れ墨の意味について、考え直してしまうかもしれません。
■入れ墨を入れると献血ができない
入れ墨を入れると献血ができなくなると言いますが、日本では、6ヶ月以上たっている人ならば献血することができます。
日本赤十字社によると、入れ墨によってウイルスが感染することもあり、気づかずに献血してしまうケースがあるとのこと。
6ヶ月以上経過していれば献血は可能ですが、問診によって断られることもあります。
エイズや肝炎などの疑いがある場合には、献血はできません。
入れ墨が入っているということは、時期に関係なく、ウイルス性の感染症を発生するリスクがあるということ。
少しでも疑いがある場合には断られてしまうでしょう。
■サッカー選手の入れ墨は当たり前?違う意見も
サッカー選手でも入れ墨を入れている人は多いものの、ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手は献血ができないことを理由に、入れ墨を入れていません。
ロナウド選手は慈善事業の一環とし、毎年2回、献血をしているとのこと。
周囲には入れ墨が入った選手が多数いるにも関わらず、自身の意志を貫く姿勢に共感する声は多いでしょう。
ロナウド選手に憧れ、体に入れ墨を入れないという若者も多くあらわるかもしれません。
■献血しない人も知っておきたいこと
2013年12月13日に、HIV感染者から献血された血液を輸血に使用したことにより、60代男性が感染したことがありました。
しっかりと感染症検査をおこなったものの、微量のウイルスが検出されなかったのです。
現代ではさらなる安全対策がおこなわれているものの、このような事態もあるため、入れ墨がある方の献血はより慎重に対応しなければなりません。
「献血はしない」という方でも、入れ墨を入れるということは、ウイルスが感染しているリスクを高める行為であることを自覚しておきましょう。
「献血ができなくても困らない」という方でも、ウイルス感染のリスクがあるという事実については知っておいてください。
エイズや肝炎は専門機関にて調べることができます。
有名なサッカー選手が入れ墨を入れないことからも、徐々にその考え方が浸透していくようになり、入れ墨はますます反社会的に受け取られるようになるかもしれません。
入れ墨の存在について再確認し、必要ないようであれば、病院にて除去に関するカウンセリングを受けてみましょう。
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