2019.07.03
「入れ墨を入れると汗が出ない」こんな噂を聞いたことはありませんか?
スポーツをしても、暑い日でも汗をかかなくなるのは本当か?
また、「自分は汗をかくから大丈夫」と安心するのは待ってください。
もしかしたら、危険な状態であることも。その理由を知っておきましょう。
■入れ墨があると汗をかけないのは本当?
入れ墨があっても、汗をかくことは可能です。
ただし、人によっては入れ墨箇所の汗が出にくくなることも。
入れ墨は肌の奥にある真皮にまで針を刺し、インクを染み込ませるもの。
真皮には汗腺があり、さらに奥には皮下組織があります。
針の刺し方によっては、真皮や皮下組織の汗腺に影響を与えてしまうことも。
入れ墨を入れた箇所や深さにより、汗が出にくくなってしまうこともありますが、汗が完全に止まってしまうことはないでしょう。
汗が出にくくなるというケースは、必ずしも全員が当てはまることではありません。
■入れ墨の汗が危険な理由
入れ墨があっても、汗はかくもの。
ただし、汗をかくからこそ危険なこともあります。
汗は放置しておくと細菌が繁殖しやすくなり、皮膚が傷つきやすくなることも。
傷ついた肌に化学物質や菌が侵入すれば、皮膚に障害を生じてしまうこともあります。
夏場に汗をかきやすい箇所にかゆみを感じたり、あせもができてしまったりすることもありますよね。
汗をかくと肌の保湿成分も奪われてしまうため、肌が乾燥してかゆみを引き起こすこともあります。
入れ墨は肌に傷をつけ、インクを入れている状態のため、普通の肌よりも異常が発生しやすいもの。
皮膚疾患を起こす可能性も高いため、汗には十分に注意しましょう。
■入れ墨の汗はどう対処すればいい?
汗は放置せず流水で洗い流すか、濡れたタオルやボディシートで拭き取り、清潔さを保つように心がけましょう。
可能であれば、こまめに服を着替えるのもおすすめです。
過剰に洗いすぎたりシートで拭きすぎたりすると、肌のバリア機能が壊れ、ますます汗でかぶれやすくなります。
また、汗をかかないときでも赤みやかゆみを感じる場合には、早期に入れ墨を除去してしまうのもいいでしょう。
皮膚に入ったインクが、アレルギー反応を起こしている可能性もあります。
入れ墨があっても汗をかくことはできますが、汗によって皮膚に疾患が生じてしまうことも。
異常がある場合には、早期に皮膚科にて診察してもらいましょう。
汗が気になる、かゆみが出やすいという方は、入れ墨を除去してしまうのもおすすめです。
除去は美容外科にて相談できるため、気になる方はカウンセリングを受けてみてください。
2020.08.13
2020.08.11