2019.07.25
江戸時代には入れ墨が大流行したことも。
同じ日本なのに、なぜ現代では多くの人に受け入れられないのでしょうか?
実は入れ墨が意外なことに使われていた歴史のせいかもしれません。
現代ならば悪質な罰ゲームのように、恥ずかしいものも。いったいどんな方法だったのでしょうか?
■江戸時代に入れ墨が大流行
江戸時代には浮世絵が盛んに流行したことから、その絵を入れ墨に施す人も多数いました。
色彩豊かな入れ墨を、体全身に施すという文化も。
これは飛脚や大工、火消しなどの体を使う職業の男たちが体に入れ墨を彫ることにより、命をかけて労働する姿勢による憧れが入れ墨にも反映されたと言われています。
ですが、現代では反社会的に捉えられることも。
いくら暴力団をイメージする時代があったとしても、江戸の文化に比べれば些細なもの。
なぜ、現代では入れ墨文化が発展しなかったのでしょうか?
■なぜ現代では入れ墨が流行らないのか?
現代では肌を露出することはほぼなく、命の危険にさらされる職業ほど、安全性に考慮した服装が義務付けられるようになりました。
入れ墨がなくても、個人を特定する方法はいくらでもありますし、幅広い洋服を楽しめることから、ファッションへの考え方もガラリと変わっています。
江戸時代とは異なり、人々の関心も入れ墨には向きにくくなったのでしょう。
■恥ずかしい罰ゲーム!本当にあった「入墨刑」とは?
江戸では腕に2本の線を入れ、前科者を区別する「入れ墨刑」を用いていました。
佐渡では「サ」、紀州では「悪」と、地域によって異なる文字を彫ることも。
阿波では額に三本線を引き、肥前ではバツ印を彫っていました。
三度罪を犯すと額に「犬」と彫る芸州広島も。
現代ならば、まるで罰ゲームのように恥ずかしい入れ墨ばかりです。
体にシンプルなラインや文字を入れるデザインは、現代のタトゥーに近いもの。
さすがに額に入れている方はいませんが、耳後ろや腕にシンプルな入れ墨を入れている方もいるのでは?
江戸時代ではシンプルな入れ墨は、犯罪者の証だったのです。
江戸時代と現代では文化がまったく異なるため、入れ墨が流行しないのにも納得がいくもの。
シンプルな入れ墨ほど、日本では刑罰として使用されてきた歴史があるという事実を知り、イメージが変わった方もいるのでは?
もしも入れ墨への考えが変わったのなら、病院にて除去の施術をおこなうのもおすすめです。
まずは美容外科にて、無料カウンセリングを受けてみましょう。
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