2019.07.31
狼の入れ墨を入れている方、もちろん良いイメージを持って選んだモチーフだと思いますが、その真実を知っていますか?
海外でのイメージや狼の歴史を知れば、考え方が変わってしまうかもしれません。
気になる方はぜひ、一読してみてください。
■狼の入れ墨に意味とは
日本ではニホンオオカミが絶滅してしまったことから、あまりなじみのない動物かもしれません。
海外の動物と捉えている方も多いでしょう。
古来では日本にも生息し、神の使いとしてたたえられていたことも。
グループで狩りをすることから、家族愛や団結力の象徴としてモチーフに使用されることもあります。
狼の入れ墨を、このような意味で入れた方もいるのでは?
忠誠心や勇敢さに憧れ、入れ墨として選ぶ方もいます。
■海外では不人気?狼のイメージ
日本のイメージとは異なり、海外では悪い意味に捉えられていることもめずらしくありません。
古代のキリスト教では、悪魔の使いとして伝承されていた記録があります。
狼は大切な家畜を襲うため、忌み嫌われていた歴史がありました。
赤ずきんちゃんや三匹の子豚、オオカミと七匹の子ヤギなど、悪役として描かれることも多々あります。
幼心に「悪者」として刷り込まれた方もいるでしょう。
宗教的な意味合いや歴史を知ると、入れ墨のモチーフとして選ぶのは難しいのかもしれません。
■入れ墨のイメージが変わる?狼の歴史
狼は日本だけでなく、海外でも絶滅した地域があります。
狼にしてみれば、餌である家畜を襲うのは自然なこと。
さらに、人が狼の住処や餌となる動物を奪ったため、家畜を奪わざるをえなかったと言われています。
人間の勝手によって滅ぼされた悲しい生き物を、家族や仲間の象徴として崇めるのは皮肉なもの。
日本では神のように祭っていた地域もありますが、狂犬病の拡大や家畜を襲う害獣として駆除してきた歴史もあります。
入れ墨として選んだものの、このような背景を知って複雑な気持ちになった方もいるでしょう。
強くたくましいイメージのある狼ですが、人の手によって滅ぼされた悲しい生き物でもあります。
病気の拡散や害獣として扱われたという歴史もあり、思っていたイメージと異なるという方もいるのでは?
狼の入れ墨は、病院にてさまざまな施術法で除去することも可能です。
暗く悲しい意味を持つ入れ墨を消したいと思った方は、美容外科の情報をチェックしてみましょう。
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