2019.10.24
「入れ墨を彫ると体温に変化が起きる」こんな話を聞いたことはありませんか?
広範囲に入れ墨を彫ってもらってから、寒がりになってしまったなんて方も。
果たしてこの噂は本当なのか?ドイツの研究結果を見ながら、確かめてみましょう。
■入れ墨があると体温が下がるのは本当?
入れ墨を入れている方たちの間で噂になっているのが、「入れ墨があると体温が下がる」というもの。
実際に冷え性がひどくなってしまったという方もいるようです。
ですが、必ずしも体温が下がるというわけではないようす。
「暑がりの体質のまま変わらない」という方もいますし、「冷えを感じない」という方もいます。
体に入れた入れ墨の範囲や個人差によって、体感温度に変化を感じることがあるのでしょう。
■入れ墨で体温調整ができなくなる報告も
ドイツの研究結果によると、入れ墨インクの60~70%が血管に達して影響を与えるとのこと。
発汗機能を阻害することで、体温調節も難しくなってしまうという報告がありました。
そのため、サッカー選手ならばパフォーマンスが最大5%も低下してしまうのだとか。
たった5%と思った方もいるかもしれませんが、大切な試合に最大限の力が出しきれないなんて悔しいはずです。
この事実を知っていたならば、入れ墨を入れなかったという選手も多数いるかもしれません。
■一般人でも体温低下はあり得るかも
ドイツの研究結果から、一般人でも体への影響を感じてしまう方がいる可能性も少なくないことが分かりました。
まったくスポーツをしない方でも、繊細な方ならば体温の変化に気づいてしまっているのかもしれません。
彫り方によっては皮膚の奥深くに入れ墨インクを施すことにより、汗腺や血管に影響を及ぼしてしまうこともあるでしょう。
「体に異物を入れた」という事実が、無意識に体に変化を与えているのかもしれません。
入れ墨を彫る人や環境はそれぞれ異なるもの。彫られる人の体だってそれぞれ違います。
大きさや範囲に限らず、体温調節がうまくいかなくなっても不思議ではありません。
入れ墨によって体温が低下してしまうという話は、あながち噂では済まないのかもしれません。
今後の研究によっては、さらなる事実や証拠が見つかることもあるでしょう。
不安になってしまった方は、入れ墨を除去する方法があることを知っておいてください。
目に見える入れ墨を除去することで、精神的なストレスを軽くすることができるかもしれません。
ぜひ、美容外科にご相談ください。
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