2019.10.27
入れ墨によってどんな影響があるのか、想像したことはありますか?
「差別されるかもしれない」「温泉に入れない」という見た目のことだけでなく、体の中で悪影響を及ぼす可能性についてご説明します。
自分では意識できない体内について、この機会に考えてみてください。
■入れ墨が体に悪影響を与えるケース
入れ墨によって、ウイルス感染やアレルギー反応を起こす可能性があることをご存じでしょうか?
道具からウイルスが感染し、病気を発症してしまうケースと、皮膚トラブルを起こすケースが有名です。
劣悪なお店で入れ墨を入れたら皮膚がただれたなんて方もいますが、口コミの良い店だからトラブルが起きないとは限りません。
医療現場のようにクリーンな環境でおこなわれるわけではないため、些細なミスで体に影響を与えてしまうこともあるでしょう。
体質には個人差があるため、異物が侵入することでアレルギーを引き起こしてしまうこともないとは言い切れません。
■病院で検査を受けたら火傷するかも
体調不良が気になって病院で検査を受ける際に、MRIにて火傷を起こすこともあります。
これは入れ墨インクに含まれている金属が反応し、発熱してしまうためです。
必ずしも発熱するわけではありませんが、入れ墨を見ただけで金属の有無を確認するのは不可能なこと。
病院によっては患者の安全を考慮し、MRIを断ることもあります。
重篤な病気が隠れているかもしれないのに、「体に影響が出てしまうから」と検査ができないのは不安になってしまうもの。
MRI検査を受けることも可能ですが、「何かあっても病院に責任を問わない」と同意を求められることもあります。
入れ墨があるとノーリスクで検査を受けるのは、難しいかもしれません。
■体にどんな影響を与えるのかは未知数
近年ではサッカー選手のパフォーマンスに影響を与える、リンパ腺に異常な金属成分が見つかるなどの研究報告がされるようになりました。
時代が進むにつれ、入れ墨が体にどんな影響を与えるのかが明らかになるでしょう。
いま時点では分からない原因不明の体調不良も、もしかしたら入れ墨のせいかもしれません。
入れ墨インクは、絶対に安全な製品という確信はありますか?
皮膚の奥、血管や汗腺が存在する部位にまでインクを入れるリスクについて、改めて考えてみましょう。
入れ墨を体に残しておくことにより、年齢を重ねて老化した体内にどんな影響を及ぼすかは分からないもの。
家族のためにも健康で長生きしたいという方は、入れ墨を除去することを考えてみましょう。
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