2019.11.05
米国の有名歌手が、「七輪」という入れ墨を彫ったニュースをご存じですか?
なぜ歌手なのに、魚や肉を焼く道具の名前を入れ墨にしたのか。
また、その七輪の入れ墨は現在どうなっているのかについてご紹介します。
日本語の勘違いを笑われただけでなく、米国では批判を浴びてしまったとの情報も。
いったい何があったのかを調べてみました。
■七輪の意味を勘違いして入れ墨にした歌手
歌手のアリアナ・グランデが手のひらに新しい入れ墨を入れ、公式としてSNSにあげたことで話題になったことがあります。
漢字2文字で「七輪」とあったため、なぜ魚や肉を焼く道具を入れ墨にしたのかと、大きな話題になりました。
このときアリアナがリリースした新曲が「7 rings」だったため、「七つの指輪」が略されて「七輪」になったようす。
指摘するコメントや反響が多すぎたため、この写真は削除されてしまいました。
■七輪の入れ墨はその後どうなった?
アリアナに日本語を教えている先生がアドバイスをし、入れ墨は変更されたようす。
文字を足し、現在では「七指輪♡」という文字に書き換えられて、インスタにもアップされています。
ただ、最初の七輪の印象が強いうえに、「指」と「♡」は明らかに書き足したという印象が残ります。
それでも日本語に親しみを持ち、入れ墨にしてくれた彼女に悪口を言う人はいません。
これはアリアナだからこそ笑い話で済んだのでしょう。
■七輪の入れ墨がアメリカで批判された
日本では笑い話に済んでいますが、米国内ではなんと七輪の入れ墨が批判されたとのこと。
漢字を使用した入れ墨が日本の文化盗用に当たると指摘されてしまったのです。
日本文化を白人に盗用されたという日系アメリカ人が怒りをあらわにし、それがニュースとして伝わってしまいました。
もちろんすべての日系アメリカ人が不快に思ったわけではありませんが、このような捉え方もあることに驚いた人もいるでしょう。
日本では入れ墨が一般社会に受け入れられない文化があるように、海外にもさまざまな文化があり、批判を浴びることもあるのでしょう。
たった2文字の入れ墨で世間を騒がせ、とうとう批判まで飛び出してしまった七輪の入れ墨。
これがただの落書きだったら、ここまで大きな話題になっていなかったかもしれません。
入れ墨はそれだけ影響力が強いということ。
今ある入れ墨が不要だという方は、美容外科で除去できることを知っておいてください。
2020.08.13
2020.08.11