【医師が教える】なぜ消えない？入れ墨の仕組みを簡単に解説 | 名古屋中央クリニック / 刺青除去 / ブログ
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入れ墨は一生ものとはいうけれど、なぜ消えないのか知っていますか？

肌はほぼ毎日洗浄し、新陳代謝を繰り返して生まれ変わるのに、入れ墨が消えない仕組みついて、簡単に解説いたします。

また、消えないはずの入れ墨が消えるという謎、消す方法についてもご紹介します。

 

 

 

■なぜ消えない？入れ墨が肌に定着する理由

皮膚は3構造でできており、入れ墨は2番目に深い「真皮」と呼ばれるところにインクを入れます。

通常、化粧水などが入るのは肌の浅い部分、一番上の「表皮」を通り抜けることはありません。

細い針を刺すことで入れ墨インクを肌深くに入れ、色を定着させてしまうのです。

そのため皮膚表面が代謝によってはがれても、奥深くにあるインクまでがはがれてしまうことはありません。

体内に入った異物を除去する白血球はインクを消化することができないため、色を所持したまま体内に残ってしまいます。

 

 

 

■消えないは嘘！消える入れ墨もある

入れ墨は一生消えないものといういっぽう、実は消えてしまうこともあります。

体内にいる白血球の一種、マクロファージが処理できるほど細かな粒子であれば、徐々に入れ墨が薄くなることもあり得ます。

入れる位置や針を刺す深さ、入れ墨インクの種類や体質によって入れ墨が消えかかることはあるでしょう。

ただし、かすれやにじみとなって肌に残ってしまう事が多く、キレイに消え去ることはありません。

消えるか消えないかというよりは、入れ墨が劣化するという言い方が正しいのでしょう。

 

 

 

■なぜ消えない入れ墨を消せるのか

入れ墨は消えないというものの、現代では病院に行けば除去することができます。

医療機関でしか使用できない特殊なレーザーがあれば、入れ墨インクの粒子を砕くことができます。

また、完全に入れ墨を消したい場合には、皮膚を入れ墨ごと切除したり削ったりすることも可能です。

傷跡は残りますが、入れ墨の存在を消すことはできるのです。

これらは医師だけができること。

市販の偽グッズやエステサロンで不可能なため、騙されないよう注意してください。

 

 

なぜ消えないのかが分かると、入れ墨は簡単に消せないことに改めてガッカリしてしまう方もいるでしょう。

さらに劣化して醜くなったりしたらと、不安に思ってしまうかもしれません。

入れ墨は美容外科にて除去する事が可能です。

なぜ消えないかの疑問から、安全に除去する方法についてしっかり説明しますので、気軽に尋ねてみてください。