2019.11.12
入れ墨をなぜ入れるのか?
改めて考えたことはありますか?
強い思いを持つ人もいれば、もっと軽い気持ちで入れたという人もいます。
自分以外の人が入れ墨を入れた理由や歴史を知りながら、なぜ入れるのか考えてみましょう。
■なぜ入れる?入れ墨を入れた理由に多いもの
入れ墨をなぜ入れるのかと問われると、「入れ墨にあこがれていた」「違う自分になれそう」という意見が目立ちます。
好きな服やアクセサリーに憧れるように、ファッション性に憧れて入れる人が多いようす。
入れ墨を入れることで違う自分になれ、自分のことが好きになれるかもという方もいました。
入れ墨を入れているとかっこよく見える、好きなアーティストの真似をしたいという気持ちは、入れ墨以外でもよくあること。
ですが、入れ墨を消すことは難しく、一生残ってしまいます。
入れ墨を入れて満足する方は多いものの、入れ墨を選んだことに後悔する人も大勢います。
■古来の入れ墨は現代と意味が違った
もともと入れ墨はオシャレのためでもなく、違う自分になるためのものではありません。
個人を特定し、役職や立場をあらわすためのIDの役割をしていました。
たとえば海で遭難事故にあったり火災にあったりしても、死体に入れ墨があれば誰か分かることがあります。
現代のように科学が発達していない時代には、入れ墨が必要だったのでしょう。
罪人の刑罰の印にしていたこと、肌を露出する仕事において、肌感を隠すために使用されてきたこともあります。
現在のように気軽に入れるものではなく、人生に密着した深い意味があったのです。
■入れ墨をなぜ入れるのか考えるべき
なぜ入れ墨を入れるのか?そんなことは個人の自由。
聞くほうが野暮と怒る方もいるでしょう。
ですが、安易な気持ちで入れ墨を入れ、後悔する人もめずらしくありません。
特に若い人にはその傾向が高く、彫師によってはキチンと理由を聞くこともあります。
入れ墨によるリスクやデメリットを知り、改めて冷静に考える時間を与えることもあります。
顧客が覚悟を決めたうえでなければ、彫師も他人の体に針を入れることはできないでしょう。
なぜ入れる?と聞かれて「ファッションだから」「勢いで」と答える人ほど早くに後悔し、入れ墨を除去してしまいます。
なぜ入れるかを自問し、答えがなかった際には除去することを考えてみてください。
入れ墨は美容外科にて安全に除去する方法があります。
一人で悩まず、気軽に病院に尋ねてみましょう。
2020.08.13
2020.08.11