2019.11.26
刺青を彫った直後は体がだるくなり、熱を発することがある。
彫師の説明にもあり、刺青経験者なら誰もが知っていることでしょう。
ですが、発熱することは当たり前と思って楽観視するのはNGです。
MRI検査で本当に発熱するかどうかについても含め、危険性について解説します。
■刺青入れると熱が出るのは当たり前?
刺青を入れた直後は体が反応し、熱を発するということがあります。
刺青を入れた経験者は「当たり前のこと」と簡単にいいますが、そうとはいいきれません。
針の使い回しや不衛生な環境で刺青を彫れば、菌に感染して病気を発症することもあります。
もちろん、一時的なショックや疲労によって熱が出ることもありますが、何が原因かは実際に検査してみないことには分からないでしょう。
1度目の刺青は平気でも、2度目の刺青で発熱し、体が異常な反応をしたという人もいます。
慣れれば平気というわけでもないため、軽く考えないようにしてください。
■MRI検査で刺青が熱を発するのは本当?
刺青が入っているとMRI検査が受けられないともいわれています。
これは刺青インクに含まれている鉄が反応し、発熱して火傷を起こしてしまう恐れがあるためです。
近年の刺青インクには鉄などの金属が含まれていないため、必ずしも発熱するとは限りません。
ただし、これは病院によって対応が異なるため、「最近入れた刺青だから大丈夫」と楽観視していても、検査を断る病院もあります。
発熱するかどうかは、実際にMRI検査をしてみないと医師でも分からないため、事前にしっかりと相談するのがおすすめです。
■刺青を入れて数年後に発熱することもある
過去には全身に刺青がある若い男性が発熱し、病院にて検査を受けたところ、病気が発覚したことがあります。
刺青を入れる前までは健康体だったとのこと。
刺青とはっきり関連付けられなかったものの、刺青の色素を異物とし、体が反応したと見られています。
このようなケースはまれですが、気づかぬうちに体内で異常反応を起こしていることはあるかもしれません。
風邪による発熱だと思っていても、刺青の原因ということがないとはいいきれないのです。
原因の分からない発熱や長引く高熱が気になる際には、病院にて検査を受けるようにしましょう。
また、体調に不安のある方は、刺青を除去しておくのもおすすめです。
美容外科にて刺青を除去し、病気から体を守る方法があることを覚えておいてください。
2020.08.13
2020.08.11