2019.11.30
肌に刻めば呪うことができる、呪いの入れ墨。
ホラー映画や小説の話だと思っていませんか?
インドでは実在したかもしれない呪いについてと、呪いから身を守る方法についてご紹介します。
さらにインドにある、呪いよりも怖い入れ墨についてもご紹介します。
■本当にある?「呪いの入れ墨」
入れ墨と呪いを題材にした小説や映画はいくつかあります。
入れ墨をダークな物語に使用するのはフィクションの世界だけかと思いきや、実際に呪いの入れ墨を彫っていたという歴史もありました。
古代インドでは、古代語の文字で呪文と呪いの絵を体に刻んでいたこともあるようです。
真偽のほどは確かではありませんが、黒魔術が多発していたインドだからこそ信憑性は高いでしょう。
もしかしたら現代でも、ノンフィクションの呪いの入れ墨ストーリーが実在しているかもしれません。
■呪いから身を守る入れ墨もある
呪いの魔術があるともいわれているインドですが、魔除けの入れ墨をする文化もあります。それが「ヘナタトゥー」です。
2週間ほどで消えてしまいますが、肌に傷をつけることがないため、「幸せになる入れ墨」として人気を集めています。
日本では「耳なし芳一」という、全身に般若心経を施して悪い霊から身を守ったという話もあるため、消える入れ墨による呪いよけにも納得できます。
呪いをかけるために入れ墨を彫る人はなかなかいませんが、願掛けや幸せを願って入れ墨を彫る人はめずらしくありません。
ただし、インドで本物の入れ墨を彫るのは要注意です。
■呪いよりこわい!インドの入れ墨屋さん
インドでは路上で入れ墨を彫るサービスもありますが、かなりカジュアルです。
カウンセリングなどせずに、いきなり彫り始めるという彫師もいます。
衛生上心配なことと、見本の図柄のクオリティーが低すぎることに驚かされてしまいますが、初めて入れ墨を体験する人ならば、素直に応じてしまうかもしれません。
インドでは消えない入れ墨よりも、消えてしまうけれど魔除け効果のある入れ墨の方が人気を集めている理由がよく分かります。
皮膚炎や感染症にかかるリスク、納得できない絵柄を一生背負っていくむなしさは、呪い以上に怖いものです。
呪いよりも怖いのは、信頼できない彫師による入れ墨ともいえるでしょう。
実際に肝炎やHIVなどのリスクは入れ墨が原因ということが多いのです。
病院では魔除けはできませんが、入れ墨を除去することができます。
美容外科にて安全な除去法をチェックしましょう。
2020.08.13
2020.08.11