2019.12.03
体に入れ墨があると、体に備えられている能力が低下してしまうという研究結果が発表されました。
特にアスリートには大問題になるかもしれません。
ですが、サッカー選手やラグビー選手に入れ墨は多いもの。
自身がスポーツをする方は、チェックしておいてください。
■入れ墨が原因で大切な能力が低下
ドイツで入れ墨に関する、ある研究結果が発表されました。
それは入れ墨インクが皮膚から血管に入り込み、循環機能に影響を与えるというもの。
発汗能力や体温調節機能に、悪い影響があるとのことです。
入れ墨一つで3~5%のパフォーマンスが低下すると報告され、サッカー界に衝撃を与えました。
わずか数パーセントのことかもしれませんが、ほんの一瞬の動きで点差が開き、勝敗を左右してしまう激しいスポーツです。
たった1%であっても、最高の状態にて勝負に挑みたいでしょう。
入れ墨にそこまでの影響があったと分かれば、今後のサッカー界も大きく変わるかもしれません。
■サッカーだけじゃない?スポーツ全般に影響
発汗や体温調節はサッカーだけに限りません。
ラグビーや野球、テニスやマラソンなどのあらゆるスポーツ選手にとって大切な機能です。
体がうまく汗をかけなくなり、温度調節がきかないままプレーをしても、思い通りに体は動かないでしょう。
体調や気温によっては、大きなケガや病気につながることがあるかもしれません。
せっかく多くの練習を重ね、慎重に健康面に気を付けていても、入れ墨がすばらしい能力を台無しにしてしまうのかもしれないのです。
■入れ墨は一般人の能力にも影響する?
入れ墨に関する研究はまだまだ継続中のため、発汗能力に関しては今後も検証が重ねられるかもしれません。
また、入れ墨からさまざまな金属成分が体内に入り込み、体に害を与えるかもしれないという説も出てきました。
必ずしも悪影響を及ぼすと結論付けられたわけではありませんが、体内の能力を低下させる可能性は否定できないでしょう。
今後もさまざまな研究が続けられ、将来驚きの結果が発表されるかもしれません。
アスリートでなくても、発汗や体温調整などは体を維持するために必要な能力です。
体内にて作用するさまざまな能力を、入れ墨で悪影響を与えてしまうのは不安なもの。
自身の体を守りたい方は、病院にて除去することも考えてみてください。
2020.08.13
2020.08.11