2019.12.15
刺青を入れてもらった際に、波を彫ってもらったけれど、どうも雰囲気が違う。
また、ワンポイントタトゥーに波を選んでみたが、言われなければ波と気づいてもらえない。
そんな残念な波の刺青を施されてしまった方もいるでしょう。波の刺青の難しさについてご紹介します。
■波の刺青はどう彫られることが多い?
水面のゆらぎを描いた波の刺青。単体で入れることは少ないのですが、水滸伝の一場面や龍、鯉や花などと共に刺青にすることで、より荒々しい雰囲気を作り出すことができます。
腕全部や背中全部など、広い面に刺青を入れることが多いでしょう。
大きな川や海をあらわすことができ、刺青にて迫力のあるワンシーンを描くことができます。
■波でワンポイント刺青は可能?
広大さをあらわすのに最適な波の刺青ですが、広範囲で刺青を入れたくないという人もいるでしょう。
最近ではトライバルタトゥーで小さく波を表現したり、葛飾北斎の絵を縮小して刺青にしたりするというパターンもあります。
これなら手首や足首だけ、背中や二の腕にワンポイントを施すということも可能です。
ラインのみで波の形を描く、シンプルな刺青を楽しむ女性もいます。
■波の刺青は難しい?
波の刺青を入れたものの、なかなか波と認識されないこともあるのでは?
実は波を描くのは、簡単ではありません。
波を線で捉えるのは難しいもの。
濃淡や波の動きを上手に捉えながらも、誰が見ても分かるように表現するのは至難の業でもあります。
だからこそ葛飾北斎の波の絵は、今でも絶賛されているのでしょう。
刺青はさらに、平ではない人の皮膚に彫らなければいけません。
使えるカラーも針も限られたなか、確かな形をもたない刺青を彫るのは簡単ではありません。
残念ながら、彫り師にスキルとセンスがなければ難しい題材なのです。
ワンポイントの刺青は、さらにハードルが高いもの。
シンプルに描くほどにおおいなるスキルが要求されます。
波を選ぶのなら、彫り師の作品をいくつもチェックしておくべきだったでしょう。
波を刺青にすると、波らしく見えないということはよくあるもの。
波の刺青がどうにも気に入らないという方、失敗してしまった刺青は病院で除去しませんか?
ぜひ美容外科のカウンセリングを受けてみてください。
2020.08.13
2020.08.11