2019.12.18
入れ墨が、皮膚がんの原因になる。
もしもこの情報が正しかったら、入れ墨のある人は誰もが不安になってしまうでしょう。
本当にがんにかかってしまうのか?
実例と共にご紹介しますので、一度確認をしておきましょう。
■皮膚がんとはどんな病気なのか?
皮膚がんとは、体の細胞が独自に増殖してできた組織の塊のこと。
正常な組織を破壊し、大きくなったり他部位に転移したりします。
皮膚に盛り上がってデキモノとなったり、湿疹や水虫のようにあらわれたりもするでしょう。
痛みがないため気づくことが少なく、皮膚病として放置してしまう方もいます。
その間に臓器やリンパ節に転移し、死に至ることもあるのです。
皮膚がんの主な原因は紫外線と考えられ、遺伝子に傷をつけて発がんが促されるといわれています。
他にも放射線やウイルス、喫煙などが関与しているとも考えられています。
■入れ墨が皮膚がんの原因になる?
ある海外の男性が病院を訪れたところ、入れ墨の中に黒いホクロのようなものが発見されました。
この黒い部分を調べたところ、皮膚がんの一種であることが判明したのです。
以前にも入れ墨の中にがんを発見した事例が多くあったため、この研究班では入れ墨に皮膚がんとなる原因があるという仮説がたてられました。
他にも動物実験にて、インクに含まれる化学物質が皮膚がんを発症させたことが確認されています。
使用したインクや環境、入れ墨を入れた人の体質によっては発症するリスクは高まるのかもしれません。
■入れ墨があると皮膚がんの発見が遅れる?
皮膚がんは痛みがないため、皮膚の異常で発見されことが多い病気です。
そのため、ホクロやシミと思っていたものが、実はガンだったというケースも。
他にも炎症を起こして肌がかさつき、ただの日焼けや湿疹と見過ごしてしまうこともめずらしくありません。
徐々に大きくなる、数が増える、なかなか治らないという変化に気づいて病院を受診する方もいますが、そこに入れ墨があると気づきにくくなることもあるでしょう。
入れ墨による影響と思い込み、皮膚がんのサインを見逃してしまう恐れがあります。
入れ墨が原因で皮膚がんになる可能性は否定しきれませんし、入れ墨が邪魔して皮膚がんに気づけないこともあります。
このようなリスクが怖い方は、入れ墨を除去するという方法を選ぶのもおすすめです。
少しでも不安要素を取り除き、心身ともに健やかな日々を過ごしましょう。
2020.08.13
2020.08.11