2019.12.21
肌に違和感があるけれど入れ墨のせいかもしれないからと、病院へ行くのを後回しにしていませんか?
その違和感には、皮膚病が隠されているかもしれません。
入れ墨がある人ほど、皮膚病を悪化させてしまう恐れがあります。
その理由について知っておきましょう。
■皮膚病にはどんなものがある?
皮膚病とは、皮膚にあらわれる病的な変化のこと。
湿疹やかゆみ、腫れや痛みといったものも皮膚病の一種です。
一時的なものもありますが、慢性化しやすい症状も多く、長期の治療が必要になることもあります。
かきむしったり指で触ったりすることで菌が感染し、重い皮膚病を発症させてしまうこともめずらしくありません。
入れ墨を入れてから、かゆみや腫れが気になるという方も多いでしょう。
これは入れ墨があるから仕方のないものではなく、治療を必要とする症状の一種ということもあり得ます。
■アメリカで皮膚病の入れ墨患者が多い理由
アメリカでは入れ墨を入れて数週間以内に、痛みや感染などの合併症を発症するケースが予想よりも大勢いたことが分かりました。
これは入れ墨を入れたら痛みや違和感が出るのは当たり前だからと、我慢してしまう方が多かったためです。
ちなみにアメリカ人は痛みに弱いとのこと。
そのアメリカ人でさえも我慢してしまうのですから、入れ墨は正常な判断を鈍らせてしまうのでしょう。
早期に塗り薬で対応できる皮膚病もあるのに、悪化させてしまったケースもあります。
痛みに強いといわれる日本人ならば、なおさら症状を重くしてしまうかもしれません。
■皮膚病は放置が一番危険?
皮膚病は早期に病院で検査し、適切な処置を受けることで症状が穏やかになることがあります。
何度もかきむしる前に処置しておけば、菌の感染や炎症の広がりを抑えることもできるでしょう。
ところが入れ墨があると「皮膚病かもしれない」という意識がなくなり、放置しがちになります。
痛みがあっても病院に行かなくて大丈夫と勝手に判断し、我慢してしまう方も。
病院に行けば検査や処置だけでなく、日常生活で気を付けるべき点についてアドバイスをもらえることもあります。
気になる方は、一度病院にて診察を受けてみましょう。
入れ墨があるばかりに、皮膚病の悪化を招いてしまうのは怖いもの。
慢性化しやすいだけに、早期の治療が大切になります。
皮膚に不安のある方は、思い切って入れ墨を除去するのもいいでしょう。
かゆみに悩まされ続ける人生と決別したい方は、美容外科にて相談してみてください。
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