2019.12.29
入れ墨があると、公共のお風呂を利用できない。
ですが、これは国が決めたルールではありません。
県が定めた条例でも、入れ墨の有無は問われないことになっています。
では、なぜお風呂に入れないことが常識化してしまっているのか?
入れ墨のある方は、ぜひチェックしておきましょう。
■入れ墨があっても公共のお風呂に入れる?
入れ墨があると、公共の銭湯や温泉などのお風呂を利用できないというイメージがありますが、これは法律で禁止しているわけではありません。
各自治体でも禁止するルールを設けているわけではないため、利用したら罪に問われるということはないのです。
ただ、経営している施設で独自のルールを設定しているため、「入れ墨禁止」とあれば従わざるを得ません。
他お客さんとのトラブルになりますし、施設の方がこっそりチェックしていることもあります。
共同で使用するお風呂があれば、施設にて事前に確認しておいた方がいいでしょう。
■条件付きで入れ墨OKのお風呂もある!
現在では施設が用意したテープを利用すれば、お風呂に入ってもOKというところも増えてきました。
ただしテープに入れ墨が収まらなければ、利用することはできません。
このテープの大きさは各施設によって異なるため、事前に確認が必要です。
ワンポイント程度であれば心配ありませんが、こぶしより大きめの入れ墨は自分でサイズを計って確認しておきましょう。
自身でテープを用意する方もいますが、防水じゃないために剥がれてしまったり、お風呂に雑菌が入ったりする心配があるため、快く受け入れてもらえるかは不明なもの。
施設が用意したものを購入し、入浴直前に貼り付けるのがいいでしょう。
■入れ墨アリでもお風呂は今後入りやすくなるのか?
以前とは異なり、入れ墨を全面的に禁止する施設も少なくなってきました。
ですが、これは外国人観光客を受け入れるためのもの。
日本人の入れ墨に対する拒否感を、文化が異なる外国の方に当てはめるのは違うと考えているからです。
そのため、日本に入れ墨を受け入れる文化が広まっているわけではありません。
今後外国人観光客が減れば、再び規制を設けるお風呂屋さんも出てくるでしょう。
今後入れ墨があっても公共のお風呂は利用しやすくなるかといえば、そうとも限らないようす。
時代が変わるのを待つより、入れ墨を除去してしまった方が楽かもしれません。
お風呂好きの方、病院の入れ墨除去法を確認してみてください。
2020.08.13
2020.08.11