2020.02.16
模様の入れ墨を施している方、その入れ墨が少々時代に合わなくなっていると感じていませんか?
当時は「カッコイイ」「オシャレ」と思っていた模様も、年々ファッションや時代に合わなくなってきます。
時代に左右されずに選ぶべき入れ墨の模様とは?
この機会に考えてみましょう。
■入れ墨で有名な模様とは?
刺青には「龍」や「バラ」などモチーフをハッキリと決めて彫るほかに、模様を彫るケースもあります。
たとえば有名な「トライバルタトゥー」は、その一つといえるでしょう。
不思議な模様を連ね、肌の上で独自のデザインを作る、神秘的なアートのような入れ墨です。
トライバルタトゥーは民族の風習として用いられてきたものであり、のちに世界に広まるようになりました。
黒く塗りつぶした模様が多く、クールな入れ墨として好まれるようになったのです。
■模様が細い入れ墨が主流に
トライバルタトゥーが流行したいっぽうで、入れ墨は徐々にシンプルなデザインも出現するように。
ワンポイントタトゥーや筆記体で細く描いた入れ墨を、さりげなく彫ることが好まれるようになります。
細い線で幾何学模様を描いた「ジオメトリックタトゥー」が出現し、徐々に認知されるようになりました。
抽象的で目立ちにくい入れ墨は、隠すことが当たり前となっている日本でも試しやすい入れ墨かもしれません。
さらにホワイトタトゥーにして肌になじますなど、より自然に楽しんでいる人もいます。
■現代人が選ぶべき入れ墨の模様
長い歴史を持つ入れ墨は、流行とは無関係に思われてきました。
ですが、メイクとファッションが切り離せないように、肌にある入れ墨とファッションは関係が深いもの。
ファッションの流行を無視して入れ墨を選ぶということは、現代では難しいでしょう。
洋服が多様化した現代では、服を着用せずにトライバルタトゥーを施していた時代とは異なる価値観にて模様を選ぶ必要があります。
少し先の未来ではジオメトリックタトゥーの人気が廃れ、まったく異なる模様があらわれるかもしれません。
現代では模様の入れ墨を選ぶのが、少々難しいといえるでしょう。
どの入れ墨模様もデザインとしては素晴らしいものですが、常に変化し続ける現代人との相性は悪いかもしれません。
自身の入れ墨にも同じ思いを抱えている方は、病院で除去してみてはいかがでしょうか?
入れ墨を気にせずに、今らしいファッションを存分に楽しんでください。
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