2020.02.20
誰もが知っている「桃太郎」にどんなイメージを抱いていますか?
悪い鬼を倒すヒーローとして知られていますが、本当は違う顔が隠されているのかもしれません。
もしかしたら桃太郎の入れ墨は、不吉な意味に変わることも・・・?
■憧れのヒーロー桃太郎の入れ墨とは
桃太郎の入れ墨を背中や二の腕など、広い範囲に入れている方もいるでしょう。
ゲーム「龍が如く」のキャラクターが背中に桃太郎の入れ墨を入れているように、男性に人気のあるモチーフです。
絵巻物のように鮮やかなカラーと表情、鬼を倒す姿が描かれ、華やかな図案でもあります。
悪い鬼を倒す勇ましいヒーローの姿は、入れ墨としてもカッコいいもの。
ですが、桃太郎の入れ墨は思っている意味とは異なるものかもしれません。
■童謡から分かる桃太郎の本性
童謡「桃太郎の歌」をご存じでしょうか?
「もーもたろさん、ももたろさん♪」と始まる歌は、誰もが口ずさんだことはあるでしょう。
この歌は6番まであるのですが、誰もが知っているのはサル・キジ・イヌに出会う3番まで。
4番では「つぶしてしまえ 鬼が島」とあり、5番では「おもしろいおもしろい 残らず鬼を攻め破り」とあります。
よく知られている桃太郎とは、少々異なる姿が見えてきます。
さらに5番の歌詞の終わりは「ぶんどりものを えんやらや」となり、宝物をぶんどって喜ぶようすが6番の歌詞に描かれています。
入れ墨では凛々しく鬼を倒す桃太郎が多くありますが、思い描いていた鬼退治とは違うと感じた方も多いでしょう。
■桃太郎の入れ墨が不吉なものに変化
2019年に桃太郎本を数十冊も読み比べて研究した小学生が、「鬼は悪くない」という本を刊行しました。
この研究はコンテストにて最高賞の文部科学大臣賞を受賞し、注目を集めたもの。
近年では「親を桃太郎に殺された」という小鬼の広告が発表されるなど、桃太郎の見方が変わってきています。
桃太郎は人々を苦しめる鬼を退治するヒーローではなく、違う顔が隠されていたのかもしれません。
解釈が変わることで桃太郎の入れ墨も意味が変わり、不吉なものになってしまうこともあるでしょう。
想像していた桃太郎とは異なるイメージだったとガッカリされた方、その入れ墨は除去することができます。
専門の病院であれば広範囲の入れ墨も、カラーインクが入っていても除去する方法があるため、ぜひカウンセリングを受けてみてください。
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