【医師が教える】龍の刺青が持つ意味を深掘りして考えてみる | 名古屋中央クリニック / 刺青除去 / ブログ
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龍の刺青が持つ意味について、考えたことがありますか？

良い意味だけを素直に受け取っている方が多いかもしれませんが、さらに深掘りすると意外な姿が見えてくるかもしれません。

 

 

 

■龍の刺青が持つ意味とは

龍は日本では神の化身とも言われているため、龍の刺青には「正義」や「信用」という意味があります。

また、川をのぼった鯉や長生きした蛇が龍になるとも言われているため、「出世」という意味があるともいわれています。

中国では権力をあらわす生き物でもあるため、強い権力や高い地位を得たい人が、龍の刺青に願いを込めることがあります。

 

 

 

■龍の刺青を分解してみる

龍が想像の生き物であることは誰もが知っていますが、その姿はどのようにして作られたのでしょうか？

龍の体を分解すると、下記の生物たちの要素を取り入れていることが分かります。

鯉の鱗、鷹の爪、蛇の胴体、鹿の角、兎の目、虎の手、牛の耳、巨大ハマグリの腹、ラクダの頭部

龍は長く生きた蛇の化身ともいわれているため、蛇の胴体については理解できるという方もいるでしょう。

巨大ハマグリは「蜃」と呼ばれる伝説の生き物であり、よく知られているハマグリとは別の生き物とも考えられています。

兎やラクダまで用いられていることを、意外に思われた方もいるでしょう。

龍とは昔の人の作り物、心に描いていた神秘性が崩れたという方もいるのではないでしょうか？

 

 

 

■龍の刺青カラーの意味と失敗例

龍は自然哲学を発想とした「五行説」を元にしてカラーを決めることがありますが、刺青の際には失敗してしまう例がいくつかあります。

 

青龍：山や林の青々しさを由来としているため、青ではなく緑色が正解

黄龍：黄色い体ではなく、自らが輝く黄金色

白龍：ホワイトタトゥーが用いられるが、消えやすいために龍の刺青には向かない

黒龍：光を苦手とするため、肌が露出する位置に彫るのは間違い

 

また、黒龍と白龍はライバル関係にあるため、同じ体に刺青を彫るのはよくないでしょう。

せっかく意味を持たせようとしても、刺青カラーで失敗してしまうことも多々あります。

 

 

龍について詳しく調べた、納得して刺青を入れたのなら構いませんが、新たな事実を知り、思っていたのと違ったという方もいたのでは？

彫り師自身もデザインばかりにとらわれてしまい、龍の刺青の意味を理解していない人もいるでしょう。

刺青を消したいと思った方は、ぜひ美容外科にて気軽にご相談ください。