2020.03.29
オシャレなファッションタトゥーの流行は知っていても、入れ墨そのものがどのような歴史をたどってきたのか知らない人もいるでしょう。
日本ではいつから入れ墨が始まり、どんな歴史が存在していたのか?
この機会にチェックしてみてください。
日本の入れ墨を知ることで、未来の入れ墨のあり方が予測できるかもしれません。
■日本の入れ墨は縄文時代から始まっている
日本の入れ墨はいつから始まっているのかを知っていましたか?
約1600年前の遺跡を研究したところ、縄文時代には顔に入れ墨を施していたことが分かっています。
北海道や沖縄では風習として手や顔に入れ墨を彫ることもあり、九州ではアイメイクのような入れ墨を入れていたという記録も発見されました。
はるか昔から入れ墨は存在し、日本の古い文化として定着していたことが分かっています。
■入れ墨の歴史はどう変化したのか?
日本の歴史において入れ墨がおおいに栄えたのは、江戸時代と言われています。
浮世絵文化が発展したことから、美しい浮世絵のような入れ墨が彫られるようになりました。
ただし明治時代には入れ墨禁止令が出たこともあり、華やかな入れ墨文化も終息を迎えます。
現代では派手な入れ墨は反社会的勢力や特殊な職業の方のみ、ファッションとして楽しむ入れ墨は、ワンポイントや細いラインのシンプルなものが主流となっています。
派手な入れ墨を入れている人でも、普段は洋服で隠すという人もめずらしくありません。
顔や体に入れ墨を施して見せることが当たり前だった歴史は終わり、現代の日本では隠すことが一般的になっています。
■日本の歴史から予測する入れ墨の未来
縄文時代には顔に、江戸時代には浮世絵のように派手に入れていた入れ墨ですが、今では考えられないという人は多いでしょう。
同じく少し先の未来では、現代のような入れ墨は考えられないという、新たな価値観が生まれるかもしれません。
時代に合わない入れ墨を、ずっと体に残しておくことに後悔するときが来ることも予想できます。
長い日本の歴史をたどってみると入れ墨はどんどんシンプル化され、目立たないものが主流になっています。
未来では海外の価値観に合わせて入れ墨が一般化するのではなく、入れ墨自体が存在しなくなるのかもしれません。
長い日本の歴史をたどると、今後の入れ墨のあり方についても見えてきそうなもの。
入れ墨が不要と思った方は、ぜひ専門の病院にて除去することも検討してみてください。
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