2020.05.04
浴衣を着衣する岩盤浴ならば、刺青があっても問題なく利用できそうに思えるもの。
ですが、意外にも刺青に対して厳しい施設が多くありました。
肌を露出しないのになぜNGなのか?詳しくみてみましょう。
■岩盤浴とはなに?
岩盤浴とは熱した石に寝そべって、身体を芯から温める温熱浴のこと。
発汗することでむくみや冷え性が改善されるとも言われ、リフレッシュ効果を求めて利用する人も多いでしょう。
サウナよりも利用しやすく、疲れを癒したり美肌効果を期待したりと女性人気も高めです。
もちろん男性にも好まれ、なかにはカップルで利用できる施設もあります。
快適さからリピーターになる人も多く、定期的に通うことで健康意識を高めている方もいます。
■刺青があっても岩盤浴はできる?
岩盤浴は専用の浴衣を着用するため、肌を露出することは少ないもの。
そのため刺青があっても、温泉やサウナよりも利用しやすそうなイメージがあります。
ところが多くの施設では、「刺青NG」との注意書きが提示されています。
岩盤浴中は浴衣を着用していても、着替える際には他の客に刺青が見えてしまうためです。
他にも岩盤浴の前後には入浴したり汗を流したりするため、肌を見られることも多々あるでしょう。
他浴場施設と同様に、刺青を不快に感じる方への配慮や衛生面での心配を理由に利用を禁止されています。
また、暴力団とのつながりを懸念する施設や地域もあります。
温泉や銭湯同様に、刺青を理由に岩盤浴を禁止しているところはめずらしくありません。
■刺青があっても利用できる岩盤浴
刺青があっても利用できる、岩盤浴施設はあります。
ただし、施設が提供するシールで隠せるワンポイントタトゥーに限るなどの条件が付きます。
「刺青OKの岩盤浴」と紹介されている施設でも、詳細をチェックすると「文化の異なる外国人に限る」との説明がありました。
条件をつけずに刺青の人でも利用できる岩盤浴もありましたが、いずれ禁止にしたいと考えている施設もあります。
リサーチしたときにはOKでも、ある日突然、利用禁止にしてしまうこともあるでしょう。
刺青があっても利用できる岩盤浴でも、直前に施設に確認したうえで利用しなければ、トラブルになってしまうかもしれません。
浴衣を着用する岩盤浴でさえも、刺青がある人には厳しいもの。
この機会に刺青を除去し、岩盤浴や温泉、プールもおおいに楽しむという選択肢について、ぜひ考えてみてください。
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