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【医師が教える】入れ墨は罪人の証?イメージダウンは歴史のせいかも

2020.05.23 

刺青除去

 

 

 

ファッションで入れた入れ墨なのに、イメージダウンしてしまった。

想像していたよりも入れ墨は社会に受け入れられず、世間の批判に驚いた方も多いのではないでしょうか?

入れ墨はそもそも、罪人の証だったという歴史があります。

この機会に、入れ墨の過去について学んでみましょう。

 

 

■罪人に入れ墨を入れた江戸時代

江戸時代中期には都市部に人口が集中したことから、犯罪が多く起こるようになりました。

そのため入れ墨を入れる「入墨刑」を採用することにより、犯罪を減らそうとしたのです。

入れ墨があるだけで前科者と分かるため、一般人たちの防犯意識を高めることができたのでしょう。

犯罪抑止力もあり、罪を犯そうとする人を踏みとどまらせる効果があったかもしれません。

着物の袖から見える腕に彫ることが多く、サポーターやシールのない時代にはより不便だったはず。

地方では額に彫られることもあったため、罪人たちは消えない入れ墨に悩まされたことでしょう。

 

 

■中国でも入れ墨は罪人の証

日本の入墨刑は、日本独特の文化ではありません。

海外でも入れ墨を刑罰にしていた例は多く、古代中国では「五刑」と呼ばれるうちの一つとして用いられていました。

入れ墨以外の4つは鼻を切る、脚を切る、去勢する、死刑に該当するため、それに並ぶ入れ墨がいかに重い刑罰であるかが分かるもの。

中国でも日本同様に入れ墨に対するイメージが悪いのは、罪人の証という歴史があったからかもしれません。

 

 

■「入れ墨=罪人」は現代にも受け継がれている

江戸時代の入墨刑は奈良時代にも取り入れられていたため、罪人の証にしていた歴史は思いのほか古いのかもしれません。

また、現代ではヤクザが入れ墨を好んで入れていたことから、罪人ではなくても反社会的なイメージは強く刻まれたでしょう。

ヤクザに嫌がらせを受けたことはなくても、ヤクザ映画によって「入れ墨=罪人」という印象を持った人も多くいます。

ファッションタトゥーかヤクザの入れ墨かは、入れ墨を入れない一般人からしたら大差はないもの。

入れ墨を入れるという行為は反社会的であり、罪人ではなくても違和感を持たれてしまうことは多々あります。

 

 

入れ墨が罪人の証だったのは過去のことですが、現代でもイメージを覆すほどポジティブなものとして受け入れられてはいません。

入れ墨の印象が良くなるまで待てない方は美容外科にて除去して、明るい未来を手に入れましょう。

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