2020.06.24
入れ墨は図柄や大きさによっては、とても時間がかかることもあります。
彫り師が時間をかけて彫った入れ墨ならば、相当価値が高いと思う方もいるでしょう。
ですが、そうとは言い切れない事情もあるため、ぜひチェックしてみてください。
■入れ墨を彫る時間は何で決まる?
入れ墨を彫る時間は、入れ墨の大きさと図案によって異なります。
墨と細いラインだけの入れ墨とカラフルで密度のある和彫りでは、同じ大きさであっても手間が異なります。
紙のサイズであるA4以上の入れ墨は時間制にする、デザインによって応相談というケースが多いようです。
1時間で15,000円程度が目安となりますが、これは彫り師やタトゥースタジオによって異なるため、事前に確認する必要があるでしょう。
■時間がかかるほど入れ墨料金は高くなる
時間制の場合、当然入れ墨を彫る時間が長くなるほどに料金は高くなります。
背中一面に和彫りを入れる場合には、40万円以上かかることもめずらしくありません。
範囲が広い、複雑な図案を選んだ場合には、通常よりも時間がかかることから入れ墨料金は加算されるようになります。
予約金がかかる、時間内に休憩時間を設定するなど、別途負担がかかることもあるでしょう。
数日かかることもありますが、遅刻した場合にはさらにキャンセル料が発生することもあります。
■時間のかかった入れ墨は価値が高い?
通常は時間をかけた作品ほどアート性が高く、価値が高いと思われるもの。
ですが、入れ墨に限ってはそうとは言い切れません。
たとえば彫り師のスキルが不十分のため、単純に入れ墨を彫る作業に時間がかかった場合もあります。
なかにはあえて時間をかけて、多額の料金を請求する彫り師もいるでしょう。
もちろん真剣に技術を磨き、そのすべてを顧客の入れ墨に捧げる彫り師もいますが、その確証はどこで得られるのでしょうか?
入れ墨には免許も資格も必要ないため、顧客が確かめる術はありません。
信頼できない彫り師に依頼し、時間ばかりかかって満足できる入れ墨にならなかったという方もいます。
せっかく時間をかけた入れ墨だから、さらに時間をかけて除去するのはためらう方もいるでしょう。
ですが除去すれば、この先の長い時間を入れ墨によって悩まされることがなくなります。
将来のことを考えながら、この機会入れ墨を除去する決断を下してみてください。
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