2020.07.11
入れ墨を彫られる際に、強い痛みを感じた方は多いでしょう。
こんなにも痛いから、入れ墨をする人が増えないのではないか?
全身麻酔をすれば入れ墨を入れる人も増え、もっと入れ墨を楽しめるようになりそうと考えた方もいるでしょう。
なぜ、入れ墨には麻酔が使えないのかについて詳しく説明します。
■全身麻酔は簡単には使えない
全身麻酔は麻酔科医がおこなうため、無資格の彫り師が扱うことはできません。
通常の外科手術でも、外科医が全身麻酔をおこないながら手術をおこなうことはないでしょう。
経験豊富な麻酔科医が患者の生命を維持するために使用するものを、医師免許も経験もない人が扱うことは不可能です。
これは日本の法律で定められているため、万が一彫り師が使用すれば違法行為になります。
■麻酔クリームを塗って入れ墨を彫る
入れ墨を彫る前に、麻酔効果のあるクリームを塗れば痛みを感じにくいという口コミがあります。
これを全身に塗れば、全身麻酔の効果が得られると考えている方もいるでしょう。
ですが、麻酔クリームには期待するような効果はなく、彫り師の多くは無意味だと考えています。
また、入れ墨を彫る際にうまくインクが入らず、彫りにくいことから嫌がる彫り師も。
効果がないうえに入れ墨の出来栄えまで左右してしまうため、事前に塗らないよう注意されることもああります。
■入れ墨に全身麻酔は邪道
入れ墨を入れた方の多くは、「痛みがあるのは当たり前、痛みを耐えるから意味がある」と言います。
全身麻酔で痛みをなくし、寝ている間に入れ墨ができているのは邪道という声が多くありました。
痛みを伴うからこそ、入れ墨に愛着が持てるとのこと。
これは入れ墨をファッション感覚で楽しみたい人と、一生背負うものと覚悟して肌に刻みたいという人との違いでしょう。
彫り師自身も痛みは耐えられる範囲だが、どうしても無理ならば諦めた方がいいとアドバイスする人もいます。
そのため医師免許を取得してスキルを学び、全身麻酔を使用した入れ墨を彫りたいと考える彫り師は存在しないでしょう。
「全身麻酔が使えたらいいのに」と考えた方は、それほど入れ墨に未練がないのではないでしょうか?
入れ墨は病院で安全に除去することもできるため、美容外科サイトをチェックしてみてください。
外科手術時に麻酔を使用することもできますので、まずはカウンセリングを受けてみましょう。
2020.08.13
2020.08.11